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プロ野球オールスター こんなのやめちまえ

「正直、出たくないというのが本音ですよ」

パを代表する投手のひとりがこう漏らすのが20日から始まったオールスターゲームのことだ。

今年は京セラドーム大阪での試合を皮切りに、愛媛、岩手で計3試合が行われる。

球宴に選出された選手の多くは「選ばれるのは光栄」とはいうものの、「故障の危険や休みを奪われることを考えれば出場はしたくない」と漏らしているというのだ。

一昔前の「球宴」は華やかでファンも心待ちにしていたビッグイベント。選手らも球宴出場を「誇り」に思っていた。

山崎裕之

ロッテ、西武で活躍し、オールスターに計11度出場した野球評論家の山崎裕之氏は当時の様子をこう振り返る。

「私が出場していた時代(60年代後半から80年代前半)は、パ・リーグに今ほど日が当たっていませんでした。我々パの選手は球宴でセを倒して有名になろう、とベンチで必死でした。今ほど給料も高くないから、賞金や副賞も欲しくて頑張ったものです。真剣にプレーしたので名勝負も生まれたし、ファンもその戦いに注目してくれたのです。今の選手たちは交流戦もあり、セ対パの新鮮味が薄れている。年俸も高い。いろいろな意味で満たされている。それが球宴の価値を下げてしまっている原因でしょう」

吉川潮

こんなつまらないオールスターについて、プロ野球ファンで作家の吉川潮氏はこう提言する。

「オールスター戦の価値を高めるなら試合数を1試合にする。そのうえで球宴の日程と交流戦の時期を逆にすればファンの興味を引けるはず。交流戦の前に1試合だけ行えば、『前哨戦』となり、交流戦にも興味がわく。それに、交流戦が球宴後になれば、夏休み中の子供たちが翌日の学校を気にせず『セ対パの対決』を球場観戦できる。球宴を使って、真剣勝負の交流戦を盛り上げることも可能になるわけです」

仮に3試合を行わなければならないのなら、こんな試みはどうか。例えば日本ハムの中田が同僚の斎藤と対決する「高卒チーム対大卒チーム」や「30歳以上チーム対30歳未満チーム」の対決。

中田翔|斎藤佑樹
中田翔|斎藤佑樹

同郷意識をあおる「出身地別東西対抗戦」なども面白いだろう。普段見られない対戦なら、ファンもうれしいし、選手の参加意欲も刺激される。

選手は出たくない、ファンは見たくない、そんな球宴なら即刻やめたほうがいい。

[日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/6778901/

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2012/07/23 13:19

    1試合ってどこでやんの?おバカ作家さん、どんだけ東京目線なんだよ?初めての人がたくさん来れるよう地方で数試合するのが一番効率がいいんだよ!

  2. 2
    名無しさん 2012/07/23 13:33

    >>1
    要はASのブランド価値を高めるってことだろ。高級寿司屋や高級外車が絶対値段下げないのは値段の高さがブランド価値を高めるからと一緒で、同じ面子でダラダラと3試合やってても面白くない。だったら普段有り得ないチーム編成の方が意外な発見がある。U-29で分かれたり高卒大卒とかも非常に面白そうだろ?

  3. 3
    名無しさん 2012/07/23 14:22

    新庄がほしい

  4. 4
    名無しさん 2012/07/23 15:51

    斎藤いらねー

  5. 5
    名無しさん 2012/07/23 16:51

    野球は、ただ突っ立ってるだけで 体力を全く使わない。こんなのスポーツじゃない

  6. 6
    名無しさん 2012/07/23 19:22

    昔みたいに楽しみな対決がなくなったから仕方がない。
    中途半端な奴等が適当に遊んでるからつまらない。

  7. 7
    名無しさん 2012/07/23 19:24

    普通に野球好きだしつまらなくないけど…

  8. 8
    名無しさん 2012/07/23 19:58

    今ので充分ではないにしろ、長い年月をかけて産み出された今の形態には様々な考慮がなされている。この作家とかは知ってる選手がいないからつまらないんじゃない?つまり、ちゃんと野球を観てないからつまらないんだよ。

  9. 9
    名無しさん 2012/07/23 20:42

    少し前は東西対決もあったよね。楽しかったと思うけどなぁ、今年のオールスター。

  10. 10
    名無しさん 2012/07/23 21:04

    安定のゲンダイ

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