加藤未唯&アルディラ ペア
4日に行われたテニスの全仏オープン(パリ・ローランギャロス)女子ダブルス3回戦で、加藤未唯(28=ザイマックス)が失格となり、物議を醸している。
ボールガールへの返球が後頭部を直撃し、危険な行為とされた。本人のSNSによると、賞金没収とポイント剥奪の処分を受けたという。
加藤はアルディラ・スーチャディ(28=インドネシア)と組み、女子ダブルス3回戦でマリエ・ブズコバ(チェコ)サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦。6-7、3-1で迎えた第5ゲームの第2セット途中に問題の場面は起きた。
▼当該場面動画
スーチャディがリターンミスした後、加藤がボールを相手コートにバックハンドで返球。この時、やや距離が長くなり、コート後方にいたボールガールにノーバウンドで直撃した。
加藤が返球した瞬間 ボールガールは両手にボールを持ち相手ペアを注視していた
ボールガールは首をすくめてよけようとしたが、後頭部に当たり、パニックになったのか胸を押さえながら涙が止まらなくなった。
加藤は歩み寄って謝罪。1度は警告と判断され、主審も「故意ではない」と発言していたが、対戦相手からの抗議を受け、スタッフもまじえた確認が行われ、危険な行為とみなされて裁定が失格へ変わった。
ボールガールに駆け寄り謝罪する加藤
ボールが直撃した場面を対戦相手組は見ていなかった。
失格となった後、加藤は涙を流し、スーチャディに慰められながらコートを後にした。
この件について加藤は5日、失格となったことを不服とし、大会側に提訴したことを明らかにしている。
[via:日刊スポーツ]
https://weekly-jitsuwa.jp/archives/105599
執拗に抗議する相手ペア
対戦相手が失格を要求
ボールガールの涙は止まらず、アレクサンドル・ジュジュ主審は加藤に警告を言い渡したが、対戦ペアが「ボールガールは泣いている。彼女は血を流している」などと異議を唱えると、スーパーバイザー(レフェリー)は当初の警告を覆し、加藤/スチアディに失格処分を下した。
この一連の出来事にテニス界からは、加藤を擁護する声が続々と上がり、逆に失格処分を促すような対応をしたボウズコワ/ソリベストルモに批判が集中している。
ブズコバの言い分
そうしたなか、スペイン・メディア『マルカ』が自国選手のソリベストルモの言い分を掲載。
記事によれば、同選手は「私たちを批判している人たちは試合を見ていない。試合を見た人はそうは思わない。ボールはビデオで見られるものの2倍強かったし、私たちにそのような(批判されるような)態度は全くなかった」と強弁している。
また、失格処分の決定を下したのはあくまで審判であり、「ルールはルールだ」と断言。
「ボールガールの彼女が経験したようなパニック発作を起こさせてはいけないし、彼女は20分間も泣いていた。試合全体を見れば、それによって見方も変わるだろう」と話し、騒動に対する自身の正当性を主張している。
[via:日刊スポーツ]
https://thedigestweb.com/tennis/detail/id=68930
㊧ソリベス=トルモ ㊨ブズコバ
ソリベス=トルモの言い分
ソリベス=トルモは「まず第一に、昨日起こったのは非常に悪い事態でした。また、ブズコバと私にとって、人々が言っているこの種のありとあらゆることを我慢するのは難しいことです。簡単なことではありません。
なぜなら、私たちが昨日したのは、レフェリーのところに行って、彼に何が起こったのか説明しただけですから」と、レフェリーへの抗議の正当性を訴えた。
レフェリーに語った内容については「まず第一に、私たちはボールキッドが泣いていると言っていました。私たちはびっくりしたからです。
私たちは『オー、何かが起こっている』という感じでしたから。それから、彼(レフェリー)がボールを見ていなかったので、私たちはボールがダイレクトだったと言っていました」と話した。
失格判定については「(自分たちの主張の後の)残りの全ての決断はスーパーバイザーによってなされました。私たちの問題ではなく、私たちは何も悪いことはしていないと思います。これについて、昨日起こったことについて、私が言うのはこれだけです」と話している。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/329087/
「彼女はわざとやったんじゃないの?」
米紙「ニューヨーク・ポスト」が焦点となっている抗議の場面のやり取りを報じた。
ボールが当たって泣きじゃくっているボールガールにまずは審判が事情を確認。その後に加藤が謝罪のため足を運び「説明させてください。わざとやったわけではないんです」と釈明した。
そして審判は「(ボールガールは)ケガはしなかったようだ」とその場を収めようとしたが、そこでブズコバとソリベス=トルモが猛抗議。
ブズコバが「彼女は泣いている」「血を流している」と主張したことがすでに明らかになっているが、それに追随するようにソリベストルモが「彼女はわざとやったんじゃないの?泣いてるじゃないの」と加藤が故意にボールガールにぶつけたと〝悪質性〟を主張したという。
ソリベストルモの一方的な主張が審判や大会主催者の心証に影響した可能性もあり、この発言に注目が集まりそうだ。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/265596
ほくそ笑むブズコバ&ソリベス=トルモ
失格を「笑った」と批判殺到
加藤は涙を流したが、この時について、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」は電子版の記事で「審判団との会話の最後のほうで、審判団が失格が必要だと同意したと思われる瞬間に、ブズコバとソリベス=トルモが笑っているところが見られた」と指摘した。
ツイッター中の海外ファンの間でも、このほくそ笑んでいるような場面が批判を浴びた。実際の画像が拡散され、
「このような不公平さに誰かが泣いているのを見て、嬉しそうですね」
「彼女たちが何に対して笑っているか分からない。分からないなら判断してはいけない」
「不愉快で、最もスポーツマンシップに反する!恥を知れ」
「このようなちんけなスポーツマンらしくない行動で、あなたは地に落ちた」
「彼女たちが次の試合で負けてブーイングを受けることを望む」
「品も敬意もない」
「本当に反吐が出る」
「2人とも恥を知れ」
「女子テニスの最も恥ずべき顔」
などと厳しい言葉が書き込まれていた。
試合後、加藤は自身のツイッターで賞金とポイントが剥奪となったことを報告している。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/329063/
米番組が異例の検証
この一件について、米専門メディア「テニス・チャンネル」の公式インスタグラムは「これは正しい判断だったか?」などと投稿文面につづり、「テニス.com」の番組動画を公開。
番組コーナー「ザ・ブレイク」で、キャスターのエリン・コスカレリさんは「明らかに偶然の出来事」とした上で「カトウはボールを反対側のコートに送ったように見えます。
しかし、カトウにとって不幸にもボールキッドは見ておらず、彼女の首に当たってしまいました。
対戦相手のブズコバとソリベス=トルモはすぐにチェアアンパイアに話しかけました。聞いてください」と説明。その後に一連のシーンが流れた。
ブズコバとソリベス=トルモが「これはデフォルトです(ルールはルール)」と自分たちの勝利を主張すると、チェアアンパイアは「説明させてください。彼女はボールを打ちました。故意でやったのではありません。彼女は怪我していません」と一旦は突っぱねている。
しかし、2人から「故意ではないのですね?彼女は泣いています。彼女は泣いています。血が出ています。彼女は泣いています」と繰り返し訴えられていた。
海外でも加藤組の失格判定について物議が起こる中、コスカレリさんは「私たちはITFグランドスラムのルールブックを見直してみました」とルールを確認。
「ボールの誤用ルール」については「選手たちはトーナメント会場の管区内で、試合中にポイントを妥当に追いかけている場合を除き、テニスボールを激しく、危険な方法で、あるいは怒りとともに、打ったり、蹴ったり、投げたりしてはならない」と記されていることを伝えた。
コスカレリさんは続けて「ですので、ボールキッドに当てても失格にならなければならないと書いているルールはありません。これまでも、ボールキッドに選手がボールを当てることはありました。フェデラーも試合中に何度かしていました。
日曜日になされたこの裁定に多くの人が抗議を求めていました。あなたはどう思いますか?失格になるべきだったと思いますか?もっと軽い処罰を受けるべきだと思いますか?」と意見を求めていた。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/329098/
泣く加藤を慰めるアルディラ
あの時、何が起きたのか?
加藤のパートナーが明かす
「ボールがボールガールに当たった後、最初に主審は、警告をミユに与えました。
その後、コートに最初にやってきたシャツの男性……ワイニーは“スーパーバイザー”だと私は理解しています。
彼はオーストラリア人で、私も良く知っている人です。
その後に、メイン・スーパーバイザーだと思うのですが、スーパーバイザーを統括する人が来ました。その人が言わば、最大の決定権を持つ人です」
最初にコートに呼ばれた「ワイニー」はスーパーバイザー(白シャツ)。次に現れた人物(スーツ)は「レフェリー」の肩書き
ここで、“主審(審判)”と“スーパーバイザー(レフェリー)”についての説明が必要だろう。テニスにおいて、この二つは異なる役職であり、それぞれ固有のライセンスが必要とされる。
主審は、線審も含む審判員の最高位に立ち、ルールに則り試合を裁く役職だ。
一方レフェリーは、コート外の出来事や、天候等も含めた試合全体の進行を管理するポスト。
選手が審判の判定を不服としたり、揉め事が起きた時に仲裁に入り最終判決を下すのは、レフェリーやスーパーバイザーの裁量である。(※同じ肩書きでも、誰が最終決定権を持つのかは大会の運営母体等によっても変わってくる)
試合の話に戻ると、主審は加藤の打球がボールガールに当たったのを見て、一度は警告を出した。ただ直後、対戦相手の二人が「あれは失格だ」「ボールガールは血が出ている」と訴え、説得にも引き下がらなかった。
この時点でスーパーバイザーを呼ぶのは、主審としては致し方ない判断だったろう。
ボールガールに話を聞く主審。主審はレフェリーに「ボールガールはパニックになって泣きやまないのだろう」と説明。
以下、再びスチアディの証言。
「ワイニー(スーパーバイザー)はボールガールとは話していません。基本、ボールガール、主審、そして私たちと話したのは、レミー……最後に来たスーツの男性です。
彼は私たちに”失格だ“と告げたので、私たちは、なぜと聞きました。その問いに対して彼は、ボールガールが泣いているからだ、と言ったんです。
彼が言うには、彼が呼ばれてオフィスを離れてからコートに着くまで、5分は掛かった。なのに彼女は、まだコート上で泣いている。だから彼は、女の子に強い打球が当たり、どこか痛めたと思ったようです。
でも現実は、そうではありません。彼女が泣いている理由は、痛みではないように見えました。たぶん衆人環視の中で、恥ずかしいと感じたのかもしれません。
もちろんショックを受けただろうし、自分が良い仕事を出来なかったことを心配している、そのために怖がっているようにも見えました。
でも彼は、『もう決まったことだから』としか言いませんでした」
加藤ペアに「失格」を告げるレフェリーのレミー
コートに現れたレフェリーは、まずは状況を把握すべく主審に話を聞いた。その後、ボールガール、そして最後に加藤たちと会話を交わしたように見えたが、実際にはこの時点で、既に彼の心は決まっていたようだ。
「納得できない私たちは、彼に『判決を下す前に、ビデオを見て何があったか確認して』と言ったのですが、彼は『ノー。それは出来ない』としか言わず、理由を説明してくれませんでした。
彼はボールガールと話し、そして私たちに『意図は関係ない。君が打ったボールが当たった子は、まだ泣いている。泣き止むことが出来ない。それは君の打ったボールが当たったからだ』と。それでお終いです。
怒って打ったボールでもないし、強い打球でもない。彼女を狙った訳でもないと言っても、『ニューヨークでジョコビッチに起きたことと一緒だ』と言ったんです。でも、同じではないですよ!」
ここで引き合いに出された「ニューヨーク」の出来事とは、3年前の全米オープン。ノバク・ジョコビッチがポイント間に打ったボールが線審に当たり、その場で失格を言い渡された件だ。
確かにこの時のジョコビッチも、線審を狙った訳ではなかった。ただ彼は、苛立ってボールを後方(フェンス)に向けて打ったのであり、やはり今回の一件とは状況が大きく異なるように思える。
なお前述した通り、対戦相手の一人であるサラ・ソリベストルモは「女の子は血が出てる」と主審に主張した。とはいえ動画を見る限りでも、出血があった気配はない。そのことに対する説明はあったのだろうか?
「なぜ彼が、少女がケガをしたと思ったかはわかりません。診察もありません。彼女がずっと泣いているから……それだけです。それで私たちは終了です」
これはあまりにフェアではない――そう言い彼女は、目を伏せる。
唯一の明るい材料は、選手仲間をはじめ多くの関係者やファンたちが、彼女たちの支援を次々に表明してくれたことだ。
「昨日から、途切れることなく多くのメッセージが選手仲間から届いています。今日会場に来てからも、会う人たちみんなが『あれは酷い』と言っていました。
私のミックスダブルスのパートナーも、『男子のロッカールームでも話題になっており、誰もがあの判定には反対している』と言ってくれました」
なお、加藤は今大会で獲得した全ての賞金とランキングポイントをはく奪されたが、スチアディは、2回戦勝利時点での賞金とポイントを保持できたという。
そのことには、彼女以上に周囲の人たちが安堵したようだ。ただ当の本人は、眉間にしわを刻みこぼす。
「正直言うと、同じ賞金とポイントはミユも手にすべきものなのにと感じています。こんなペナルティが与えられるべきではない。だってあれは誤った判断であり、彼らの酷い判断の帰結がすべてミユに行くなんてフェアじゃないもの」
果たして加藤は、一連の判定プロセス等の見直しを求め、グランドスラム評議会に抗議書を提出。
「もちろん私はサポートするし、他にも多くの選手たちもサポートすると言ってくれています」
そう言いスチアディは、幾分表情を明るくした。
[via:フリーライター内田暁]
https://news.yahoo.co.jp/byline/akatsukiuchida/20230606-00352680
加藤未唯選手
プロ選手協会「不当な判定」
テニスのプロ選手協会(PTPA)は6日、全仏オープンの女子ダブルス3回戦で加藤未唯が打った球がボールガールを直撃して失格となった騒動に対し
「処分は不当で不公平。この件は偶然であり、決して攻撃的なものではなかったことは明白。
失格などの決定は、外部からの影響を受けることなく、公平かつ公正に行わなければならない。
最低限、賞金とポイントを回復させるべきだ」との声明を発表した。
SNSで発表されたこの声明には「激しく同意します!」、「正義」など支持する声が上がり、また抗議した相手ペアに対して「これを読んでいるか?」「“外部からの影響を受けずに”に同意」などの声も上がっていました。
プロテニス選手協会はエグゼクティブディレクターをアハマド・ナサル氏が務め、選手実行委員会にはノバク・ジョコビッチ選手らが名を連ねています。
[via:日テレNEWS]
https://news.ntv.co.jp/category/sports/0f809289179d477ca873bbbe3effa27d
今大会の女子ダブルス3回戦の賞金は2人で4万3000ユーロ(約623万5000円)
ネットの反応
・騒ぎが拡大していますね。
・全然見ていないのに相手チームの失格を主張するとは
>「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」
・ジャッジにアジア人ペアへの差別が滲み出ている
・テニスって紳士と淑女のスポーツじゃなかったのか?
・白人優先主義のスポーツ界。
・アジア人コンビに優勝させたくないだろうからなぁ
・おフランス流
・ボールガールもこの程度でピーピー泣いてんじゃねえよ
・ボールガールが泣かなかったらこんな事態になってないやろ
・ボールガールはなぜ泣き止まなかったのか?
>大舞台でアクシデントに会ってパニックが抜け切らず、泣くのを止めれなかったんでしょうね。
>身体に当たるとトラブルになるのはもちろん知っていて、パニクったんだろうね。
・因縁つけて失格にさせてニヤニヤしてるとかスポーツマンシップどこや?
・敵の弱みにつけ込むのがプロの姿なのかもしれないけど、スポーツマンシップも難しいよね。
・ブズコバは3年前のスポーツマンシップ賞の受賞者w
・これだけ映像をみんなで確認できる世の中になると今までの「善(のフリ)」がすぐにバレてしまう。
・行動も性格も人間性もブスだった件。ブスコバだけに
・彼女らには全く関係ない話でそもそもアピールは許されるべきでなかった
・隙あらば相手を貶めようという態度は正直吐き気を覚える。
・その瞬間を見てもいないお前らが 泣き虫BGを利用して審判が決めた「警告」をグレードアップさせようと試み、それが奏功したことを世界中が知ってるぜ。この恥知らずどもが!
・ボールの回収作業にうっかり協力すると失格になっちゃう。
・すぐ側にボールボーイが来てたのに、加藤はなぜ遠くのボールガールに打ち返したの?
・ボールパーソンに渡すにはちょっと強い球が、ノーバンでいっちゃったね
・伏線はその直前のポイント。相手のボールはアウトにみえ、コールもアウトだったが、主審はボール痕がインで加藤が返さなかったとしてリプレーせず相手のポイントに。抗議したが覆らず。加藤はこれでフラストレーションが溜まってた感が。
・動画見た限りでは危険だと感じた
・普通はワンバンとかで返すよ、昔からマナー悪いじゃんこの人
・ノーバウンドは危ないですが、それ以前に彼女は両手にボールを持っていた上に相手選手へボールを渡そうとして、加藤選手側を全く見ていなかったところへ打っていましたので危ない行為と取られても仕方ない
・失格も別に不当じゃないよ。当てなければそもそも警告も失格もなかった。日本人贔屓もほどほどにね。
・ぶっちゃけると加藤本人が内心どういう意図であったかはこの際関係なかったりする
・観客にボール打ち込んだ大坂は警告だけだったが あっちの方が悪質だったよな
・失格の理由は「ボールガールが泣いているから」との事w
・プレー中の選手の意見で主審の判断が影響を受け相手選手に不利となる審判に変更される事はあってはならないな
・残念ながらダブルスでは技術が未熟な審判が出てくる(ことがある)
・確かに、事を穏便に収束できなかったのは主審の力量不足を言われもしょうがないところでしょう。ただ、失格の裁定については、審判ではなく、レフェリーもしくはスーパーバイザーの裁定によるものです(つまり審判が一度下した判定を、審判自身が覆したのではない)。
・相手選手の抜け目無さとそれを丸ごと受け入れたスーパーバイザーが非難されるべきであって、審判とボールパーソンが非難される声の多さに辟易してます。
・ボールガールの精神状態が心配。ケアを。
・明確な規定は特になく、感情論に流されて危険と判断したのは大会側の落ち度だと思う。
・なぜ警告から失格処分にしたのか大会の責任者は釈明して欲しい。
・賞金もポイントも没収するほどの重い処分を下す程なんだから説明は必要だよね。
・グランドスラム評議会が人種差別することなく、しっかりとした結論を出すことに期待したい。
混合ダブルスで優勝[追記]
テニスの全仏オープン混合ダブルス決勝が8日、パリのスタッド・ローラン・ギャロスで行われ加藤未唯(28、ザイマックス)、ティム・プッツ(35、ドイツ)組が、ビアンカ・アンドレースク(22、カナダ)、マイケル・ビーナス(35、NZ)組を下し、四大大会初タイトルを獲得した。
自身が打った球がボールガールを直撃し、失格処分となった女子ダブルス3回戦から4日。失意の涙を輝く笑顔に変えた加藤は、処分の取り消しを訴える異例の優勝スピーチを行った。
異例の優勝スピーチだった。
「英語がそれほど上手ではないので準備してきました」
加藤がちょっぴり照れくさそうに優勝したときに備えて英文をしたためてきたペーパーを取り出した。
右手でマイクを握った体勢で文面を読み上げようとすると、あいにくの風でペーパーがめくれ上がってしまう。悪戦苦闘するヒロインへ助け舟が入った。
「僕が持ってあげるよ」
機転を利かせてとっさにマイクを持ったのは、隣で見つめっていたプッツ。両手でしっかりとペーパーを持った加藤が、万感の思いを込めながら言葉を紡いでいく。
「ここまでチャレンジングな日々でした。特にここ数日は精神的にも大変でした」
4日に行われた女子ダブルスの3回戦の試合途中で、ボールガールへ球をぶつけ、当初警告だったものが、対戦相手のマリエ・ブズコバ(24、チェコ)とサラ・ソリベストルモ(26、スペイン)組の「失格では?」「わざとじゃないの」「泣いているじゃない」などの執拗な抗議で、失格に変わり、約640万円の賞金も、ポイントも取り上げられた。
加藤は優勝スピーチで異例の訴えを行った。
「失格は残念でしたが、主催者が処分を取り消して、ポイントと賞金を取り戻せるように願っています」
すでに正式に提訴。プロテニス選手協会も「不公平で不当な処分」との声明を出して、大会主催者に処分の取り消しと、賞金、ポイントの返還を働きかけているが、改めて、公の場で、加藤は、この問題を口にした。
スタンドには、女子ダブルスでペアを組んだアーディラ・スーチャディ(28、インドネシア)の姿もあった。加藤は、そのスーチャディにもこう話しかけた。
「アーディラ、女子ダブルスでペアを組んでくれて本当にありがとう。インドネシアのファンのみなさんにも感謝しています。私たちは失格処分になりましたが、全力を尽くしました。これからも女子ダブルスで頑張って、またここに来たいですね」
そして、こう続けた。
「ボールガールが無事であることを願っています。そして、女子ダブルスで対戦したペア、サラとマリエにも、またいい試合をしたいと私は願っています」
スポーツマンシップに欠けた行為が、全世界からバッシングを受け、悪役ペアと化したブズコバとソリベストルモに異例の再戦を呼びかけたのである。
長目のスピーチを終えた加藤を、プッツは笑顔でねぎらった。
「この10日間、本当に大変だったね。でも、この優勝で元気を出してくれれば」
実は混合ダブルスの戦いから締め出されるおそれもあった。
失格処分となった際、同時に今大会そのものからも、加藤が除外される可能性があったという。
試合後の記者会見で、加藤はこんな舞台裏を明かしている。
「本来ならば失格となった選手は他の試合への出場も禁じられますが、大会側やWTA(女子プロテニス協会)などの配慮もあって続行できました」
会見に同席したプッツも「標準的な手順では、除外されていたと思う」と明言。出場継続が認められた配慮に感謝しながらこう語っている。
「ここに座っている彼女は、もう泣いていない。物語の最高の結末だ」
そもそも、プッツとペアを組む予定もなかった。
ドイツ紙の「WAZ」は「今大会のエントリーが締め切られる直前に、2人は混合ダブルスでペアを組むのを決めた」と、文字通りの急造ペアだったと伝えている。
「当初は2人とも別のパートナーと組む予定だったが、ともに大会エントリーに必要なランキングポイントの合計が不足していた。
そこで加藤の当初のパートナーが、プッツに対して『彼女とプレーするのはどうだ』と声をかけたのがきっかけだった。
ただ、加藤が英語をあまり話せない分だけ、コミュニケーションを取るのは困難を極めた。プッツも大会前の時点で『戦術や作戦はほとんどない。コートに立って、どうなるのかを見てみよう』と語っていた」
混合ダブルスのエントリーを済ませたのは、締め切られる2分前だったという。
同メディアによれば、お互いのポジションや走るルートについて、プッツは「1週間も話し合っていない」と笑い飛ばしていたという。
[via:RONSPO]
https://www.ronspo.com/articles/2023/2023060902/
ボールガールと再会
テニスの全仏オープンでボールガールにボールをぶつけて失格となった加藤未唯(28=ザイマックス)が9日、自身のSNSを更新し、ボールガールと笑顔で並んだ写真をアップした。
満面笑みの加藤は英文で
「I’m glad to hear that you are doing well and continue to Volunteer as a Ball Girl.
It makes me very happy to hear this.
I hope you enjoy the gift that I got you, and I look forward to seeing you again!
Wishing you the Very Best♡」
とメッセージを添えた。
「元気でボールガールのボランティアを続けていらっしゃること、何よりです。
このことを聞くと、とてもうれしくなります。
私がプレゼントしたものを楽しんでもらえたら、そして再びどこかで会えることを心待ちにしています。
あなたの最善をお祈りしています!」
失意の中、ティム・プッツと組んだ混合ダブルスで優勝。加藤は笑顔を取り戻した裏で、泣かせたボールガールとも笑顔で記念撮影に収まるハッピーエンドを迎えていた。
[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/sports/news/202306090000409.html
全仏開幕前のブズコバ&ソリベス=トルモ
相手ペア 大炎上でインスタ閉鎖か
ソリベストルモとブズコバに対し「自分たちの勝利のために事実を誇張し、スポーツマンシップのかけらもない」といった批判の声が世界中で挙がった。
テニス界では、女子のアリーゼ・コルネ(フランス)や元女王のマルチナ・ナブラチロワ氏も批判。
ネット上では、日本やスーチャディの母国インドネシアのファンを始め、各国から非難の嵐。
2人のSNSにも「すぐに引退することを願っています。スポーツマンシップのない人々のための場所はありません」「詐欺師、あなたへの敬意はない」「ありえない」と大炎上した。
ソリベストリモは早々にインスタグラムを一時的に閉鎖していたが、日本時間の9日正午時点にはブズコバのインスタグラムも「このページはご利用いただけません」と表示され見られない状態となった。
最新の投稿では「ここにこれてうれしいわ」と全仏の会場で笑顔のショットを載せていたが、8日時点で批判コメントが1万3000件以上も記される状態。
両者への注目は依然、高いようだ。
※ブズコバのインスタは現時点では観覧可能に。
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/265925
本当に醜い裁定でもあるし、相手の態度も醜く、スポーツマンシップの欠片も無いですね。
ただ、相手はその時は二人で話ししているように見えているので、実際は見てないだろうし、女の子が泣きじゃくっている場面を見て、あのような抗議の態度で出たのであろうが、不確かな事に対してそれほど発言する必要があったのだろうか?と思います。
説明じゃなく審判に強要だよな!
どうしても失格させる為に、ふたりで執拗に無傷のボールガールの怪我押し付け!
全選手が確認できるはずの大会公式動画で、未だにこの試合だけ動画が見られないってのがもう怪しさ満点
細かく検証されちゃマズいと思ったんだろうが、人種差別で判定下したってことのほぼ自白じゃんね
あの相手の2人泣いてる人をよくみずに血が出てないのに血が出てるって言ったり、泣いてる=故意っていう謎の解釈してる。そしてそれに騙される大会側もちょっとおかしい。あと笑ってることについてはあの2人はどう説明するのかな。
相手の二人,とこのテニス選手権大会で勝てないからこれ幸いでなんの良いかが利してるしか思えない。テニスの技量が無いからあれだげのこともしても詫び入れもなくできるのでわ。
テニス界の女王の人や上位の人に対して同じ行為できるのかな⁉️つ