レッズ戦に先発した大谷翔平
ダブルヘッダー[8/23]
◇エンゼルスタジアム
第1試合
エンゼルス4-9レッズ
第2試合
エンゼルス3-7レッズ
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は23日(日本時間24日)、本拠地でのレッズ戦ダブルヘッダー第1試合に2番・投手兼DHでスタメン出場。初回に先制44号2ランを放った直後、2回途中に緊急降板でゲームから退いた。
ゲーム最初の3イニングで、目まぐるしく状況が動いた。
初回のマウンドに上がった大谷は、さまざまな球種を駆使してレッズの上位打線を抑えにかかる。今季好調のルーキー、マット・マクレインとエリー・デラクルーズから連続三振を奪うなど、立ち上がりは悪くなかった。
そしてその裏の第1打席には、真ん中高めに入ってきた初球を完璧に捉えた。打球はあっという間に右中間スタンドへ突き刺さり、4試合ぶりに44号先制2ランが飛び出す。今日も投打にわたる大谷劇場の幕開けかと思われた。
【動画】大谷44号2ラン
だが、2回のマウンドに上がった大谷は、5番ジョーイ・ボトーに5球目を投じたところで自らフィル・ネビン監督らをマウンドに呼び寄せて緊急降板。11勝目は早くもお預けとなってしまった。
球団は「腕の疲労」と発表。3回の打席で代打を送られ、試合から退いた。
[via:SLUGGER]
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=71533
【動画】大谷緊急降板
大谷緊急降板
予期せぬ緊急降板を受けて、米紙「ニューヨーク・ポスト」の名物記者ジョン・ヘイマン氏もX(旧Twitter)で反応。
「オオタニはマウンドで4アウトを奪い、2ランホームランを放ったが、“腕の疲労”で試合から去らなければならなかった。彼が疲れていても責めることはできない。シーズンを通してエンゼルスを引っ張ってきたんだ」
と、投打の中心としてフル稼働してきた大谷に同情した。
まずい守備から逆転被弾
プレーオフ進出が厳しくなりつつある中で、衝撃的な逆転負けのきっかけとなったプレーに、メディアやファンから失望の言葉が相次いだ。
エンゼルスは初回に大谷翔平投手が44号2ランを放つなど、3-1とリードして5回を迎えた。
レッズ攻撃の5回の表、2死一塁からマクレーンのボテボテの遊ゴロを、ベラスケスが一塁へ悪送球。一塁手が足元で取り損ねたボールは大きく跳ねて走者一、二塁。続くデラクルーズに中堅左へ3ランを運ばれた。
これをAP通信のグレッグ・ビーチャム記者は自身のX(旧Twitter)で
「エンゼルスはイニングを終了すべきだったゴロをエラーし、すぐにエリー・デラクルーズが3ランホームランを放った。(前日と)同じストーリーだが、登場人物が少し違う。レッズは5回に4-3とリードした」と伝えた。
また、逆転負けを喫したことに米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者はX(旧Twitter)で「守りには高い代償が伴った。また気の抜けた試合だった」とつぶやいている。
これにファンからは
「みんなこの時点で真剣に試合を観に行くのをやめるべきだ」
「私が理解できないのは、準備ができていないようにみえること」
「もし私がオオタニだったら、エンゼルスがプレーオフ争いからある程度除外された時点で、今シーズン投げるのをやめるよ」
と厳しい言葉が殺到。トレード期限で大谷を放出しないなど勝負に出たはずが、その後の惨状に失望しているようだ。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/348831/
【動画】大谷二塁打
緊急降板後に激走二塁打
大谷はダブルヘッダー第2試合も「2番DH」でスタメンに名を連ねた。5回の第3打席で右翼線二塁打を放った。
緊急降板から約6時間半後、大谷が激走した。5回1死一塁の第3打席。緩い変化球にやや泳がされながらも右翼線に運ぶと、躊躇することなく二塁へ。滑り込んでチャンスを広げた。
さらに2死後、4番レンヒーフォのタイムリーで一気に生還。エンゼルスは3-4と1点差に。
腕の疲労が残る中、2試合目にもスタメン出場。手を抜かない走塁を披露した大谷にX(旧ツイッター)上の日本ファンも感激していた。
「走る姿さわやかすぎる」「とても腕疲労とは思えない超人すぎるw」「超常の生物」「正気の沙汰じゃないよ狂ってるって…」「不安一掃」などとコメントしていた。
【動画】デラクルーズがツンツン
ルーキーが大谷にツンツン
ここでレッズが投手交代し、インターバルでの出来事。
遊撃を守るエリー・デラクルーズ内野手が大谷に声をかけ、これは何だろうといわんばかりに右手人差し指で“つんつん”した。大谷は楽しそうに声を上げて応じている。
エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」がこの場面をX(旧ツイッター)に公開。「エリー・デラクルーズはショウヘイが本物かどうか確認している笑」と文面に記した。
今季メジャーデビューしたデラクルーズは抜群の身体能力を生かした「ミート力」「長打力」「走力」「守備力」「送球力」の能力高い5ツールプレーヤーで、次世代のスーパースターと評される選手だ。
なお、エンゼルスは第2試合にも3-7で敗れ、4連敗。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/348840/
ペリー・ミナシアンGM
エンゼルスの大谷翔平投手が右肘の内側側副靱帯を損傷し、投手では今季絶望となった。
ペリー・ミナシアンGMが23日(日本時間24日)のレッズとのダブルヘッダー第2試合後にエンゼルスタジアム内で会見を開き、「今季残りは登板しない」と明らかにした。
大谷はレッズとのダブルヘッダー第1試合で「2番・投手」で投打同時出場。腕の疲労感を訴え、2回途中で緊急降板となった。
緊急降板する大谷
この日のダブルヘッダーの試合間に精密検査を受けた。手術については未定で、ミナシアンGMは
「プランや詳細については、まだわからない。彼は代理人と話をしていくことになる。
2018年は靭帯損傷後も打撃は行っていた。これは間違いなくガッカリすることだ。彼のことを思うと、酷い気分になる。
しかし、これが現実。(手術については)まだ決まっていない」と話した。
ダブルヘッダー第2試合では「2番・指名打者」で先発出場し、5回に右翼線二塁打を放った。5打数1安打1得点。負傷を感じさせなかった。
ミナシアンGMは
「これは間違いなく、ガッカリすることだ。残念なことだけど、彼が(ダブルヘッダー)2試合目に出場したという事実は、彼がどれだけ野球やチームメートのことを愛しているか表れた行動だ。
残念なことだけど、(ダブルヘッダー)2試合目に出場したという事実は、どれだけ野球やチームメートのことを愛しているかが表れた行動だ」
と話した。
投手・大谷は渡米1年目の2018年に右肘内側側副靱帯を損傷し、2020年に復帰。2022年に28試合登板して15勝9敗、防御率2.33をマーク。
今季は23試合登板、10勝5敗、防御率3.14だった。2年連続で2桁勝利を挙げたものの、規定投球回には届かなかった。
[via:Full-Count]
https://full-count.jp/2023/08/24/post1432852/
米メディア一斉報道
試合後、米記者たちが「投手・大谷」の今季絶望をXで一斉報道した。
AP通信のエンゼルス番グレッグ・ビーチャム記者は「ショウヘイ・オオタニはUCLを損傷したため、今季の残り登板しないとエンゼルスのペリー・ミナシアンGMが発言」とGMのコメントを紹介。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「ショウヘイ・オオタニはUCLを損傷し、今季はもう投げない」と記した。
米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス番サラ・バレンズエラ記者も「マイク・トラウトは故障者リストに戻る。ショウヘイ・オオタニは腕に損傷をかかえており、彼は今年の残りでは投げないだろう。彼らはまだオオタニのセカンドオピニオンを調査中である」と伝えた。
カリフォルニア地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者は「手術するかの決断はまだだが、オオタニはダブルヘッダーの2試合目やトミー・ジョン手術を受ける前の2018年の最終月でしたように打つことはできる」と伝えた。
エンゼルスは呪われている
米紙「ニューヨーク・デイリーニュース」のヤンキース番ゲイリー・フィリップス記者もX(旧Twitter)で反応。
「オオタニ、彼のフリーエージェント、エンゼルス、そして野球の試合にとってひどいニュースだ」と嘆いていた。
エンゼルスは22日、マイク・トラウト外野手が左手首骨折から復帰。しかし、23日のダブルヘッダー2戦を終えて再び故障者リスト入りすることになった。エンゼルスはほかにもウルシェラ、レンドン、キハダら故障者が続出している状況。
フィリップス記者は「そしてトラウトは故障者リストに戻る?このチームは呪われている」と語っていた。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/348724/
今オフ契約にも影響?
大谷翔平投手が、右肘のUCL(側副靭帯)を損傷し、今季の残り試合では登板しないことが明らかになった。今オフにFAとなって結ぶ新契約にも大きな影響を及ぼすことになりそうだと米記者が指摘している。
カリフォルニア州の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者は自身のX(旧ツイッター)で
「エンゼルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニのこのUCL損傷は、特にもし彼が2度目のトミー・ジョン手術を受けるようになった場合、今冬のFAに莫大な苦痛を投げかける……」
とツイートした。
大谷は今オフFAとなる。投打ともに一流の数字を残しているため、新たな契約は天文学的な数字になるのではという予想を、米国の複数メディアが他選手との比較をもとに報じてきた。
ただ、投手としての復帰までに時間がかかるとなれば話は変わってくる。
ディジョバンナ記者は「一刀流の選手の彼に、5億ドル(約725億7600万円)のオファーを出すチームは想像できない」とつづっている。
契約期間にもよるが、米国の報道では総額10億ドル(約1451億円)との声まで上がっていた新契約。今後の経過が注目される。
[via:THE ANSWER]
https://the-ans.jp/news/348883/
ネットの反応
・うわああああ
・大ショック!
・恐れていた事が起こってしまった。
・腕を酷使した結果
・いやーこれは…起こるべくして起こった、という方が正しいのかもしれない。
・断裂って…
・それで2ベース打ってたのかやば
・靭帯って断裂しても痛みは無いの?バッティングもダメじゃないの?
>あったら第2試合に出てないと思う
>断裂したまま生活してる人は結構いるぞ
・靭帯損傷?断裂?
・しかし大谷ってすごいな限界まで必死で
・エンゼルスなんてクソチームで、真面目にやりすぎたな
・打者は続けられるってことは大した怪我じゃないんだろ
・なんとかホームラン王だけは死守してほしい
・打撃にも影響ありそうだな
・痙攣しまくりって前兆が何度もあったのになw
・痙攣起きてた時点で休ませるべきだったんだよ
>FAするから使い潰せってなくらい酷使してたからな
・爪の割れや豆で指先を庇いながら投げていたのが、このアクシデントに繋がったのだと思う。
・本人に判断させた球団の責任 早く移籍したほうがいい
・マシかよ…来年勝てるチームで投げて打つ大谷を見られるだろうことを一番の楽しみにしてたのに…
・二刀流終了?
・ホームラン50本になってほぼホームラン王確定したらトミージョンをすぐに行い、2年後からは技巧派投手として10勝10敗の並みの成績でいいから、あと5年二刀流を見たい!
・もう打者専でいいんじゃね?
・史上最大の大型契約も飛ぶな
・エンゼルスGM「トレードしときゃ良かった…」
・文字通りエンゼルスは大谷を使い切った
・手術するんですかね?
・トミージョンって何回も出来るんか?
・TJ手術しても終わりじゃないけど2回目は相当劣化するだろうね
・もしかして松坂コースか?
・やっぱWBC出場のせいにさせられるんやなぁ最悪やわ
・万が一これで投げられなくなったとしても、本人の意思でやりたいようにやらせてもらって、ここまでこれたのはすごいことには間違いない。