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金本引退「野球の神様、ありがとう」

阪神は9日、甲子園球場で行われた今季最終戦の横浜DeNA戦に3対0で勝利した。今季は55勝75敗14分の5位という成績だった。

甲子園が最も沸いたのは6回の第3打席だった。広島時代の93年9月4日の横浜戦(北九州)でプロ初本塁打、初打点を記録し、投手別では最も対戦機会が多かった三浦から中前打を放った。「(試合前には)真剣勝負をしようと言った。楽しかった」。

長嶋茂雄
通算2539本目の安打を放った直後には、自身の持つ球界最年長盗塁記録を更新する二盗にも成功。続く新井の中前打で一気に生還を狙うも憤死し、最後の打席となった7回2死一、三塁は捕飛に倒れ、長嶋茂雄の通算打点にあと一つ届かなかった。

「あそこでキャッチャーフライだからユニホームを脱ぐ。納得した」。2年前に痛めた右肩棘(きょく)上筋断裂の影響で、今も腕を伸ばした状態ではビールジョッキを持ち上げることさえ難しい。外角球に腕を伸ばすことを反射的に避けてしまうため、逆方向へ強い打球が飛ばなくなった。確かに「限界」だった。

以下は引退セレモニーでの金本知憲のコメント。1492試合連続フルイニング出場の世界記録を樹立し、通算2539安打、476本塁打、1521打点の成績を残した。

金本知憲 通算成績
金本知憲 通算成績

「まず最初に僕を産んでくれた両親、アマチュア時代から広島時代、阪神時代、僕の野球人生に関わったすべての人々に、心より感謝申し上げます。

金本知憲

思い返せば10歳の時に野球を始め、常にプロ野球選手を夢見てボールを追っかけてきました。その夢がかなったのは、21年前の地元・生まれ育った広島カープへの入団でした。プロ野球の世界は、自分が思ったよりもとにかく厳しい世界でした。必死にバットを振って、必死に重たいバーベルを担いで、一生懸命、本当に一生懸命、無我夢中でやってきましたが、なかなか結果が出ず、苦しい思いをした最初の3年間でした。その3年間の苦しみというものは、僕の野球人生、僕の人生そのものにおいても大きな財産となっています。

2003年にタイガースに移籍してきまして、いきなり感激の優勝を味わわせていただきました。立て続けに2005年も4番としてリーグMVPを獲得し、また優勝させていただきました。2003年からは常にこの甲子園球場、毎年300万人の観客を動員し、あのジャイアンツにも10年間で2回しか負け越していません(歓声)。この甲子園球場というのは、自分の持っている力以上のものを引き出してくれました。

しかし、そうも人生はうまくいきません。3年前に肩をケガしてからは、自分の思うようなプレー、パフォーマンスを出すことができなくなりました。それから常に引退の2文字が頭をよぎるようになりました。

自分でも、『もう辞めたい、もう嫌だ』と、悔しい思いをしながらも、ファンの皆様の、『あの金本の特大ホームランがもう1回見たい』『あの弾丸ライナーのホームランがもう一度見たい』『もう一度3割30本を打つ金本が見たい』という声に励まされ、必死にリハビリに励んできました。しかし、なかなか元のパフォーマンスに戻ることはできず、今日ここでユニホームを脱ぐ決意をしました。

悔いや心残りはたくさんあります。チームとして2回優勝を経験しましたが、最後にもう一度優勝したかったです。そして、阪神ファンが一番喜ぶ瞬間である日本一という瞬間を、この甲子園球場でどうしても達成したかったです。残念ながらその悔いと心残りは、今日ここにいる後輩たちに託すことにします。

中畑監督

DeNAベイスターズのみなさん。今日は自分の引退セレモニーにご参列いただき、ありがとうございます。DeNAベイスターズは今年、中畑(清)新監督を迎え、チームの雰囲気もガラッと変わり、常に注目されるチームになりました。しかし、一番目立っているのは監督でした(笑)。

選手の皆さん、選手より監督が目立っているようでは駄目だと思います。監督より選手が目立つことを、中畑監督も望んでいることと思います。来年、ベイスターズが優勝争いをするようなことになると、一番日本で注目されるチームになると思います。日本球界のためにも、何とか来年意地を見せて、優勝争いを期待しています。

もう僕はこの甲子園の左バッターボックスで、フルスイングすることはありません。ダイヤモンドを全力で走り抜くことも、もうありません。レフトのポジションでボールを必死に追いかけることも、もうありません。正直言って、寂しいです。やり残したことはたくさんあります。僕のやり残した分まで、今ここにいる後輩たちが、僕の分まで必ずやってくれると信じています。

そして外野を守っていると、『アニキ、夢をありがとう』とか、いろいろなボードが目につきます。それは僕がファンの皆様に言いたい言葉です。タイガースに移籍してきて、本当に快く迎え入れてくれたファンの皆さん、たまにきつい野次もありましたが、こんな僕でも、成績が落ちた時でも、大多数のファンは『頑張れ、頑張れ』と背中を押してくれました。阪神ファンはあったかかったです。優しかったです。

ファンからのメッセージ
ファンからのメッセージ

最後に、ファンの皆様に一言。本当に夢をありがとうございました!心から、ありがとうございます。そして野球というスポーツ、野球の神様、ありがとうございました」

清原和博
花束贈呈では清原和博氏が登場し、惜しまれながらユニホームを脱ぐ鉄人をねぎらった。

[スポーツナビ]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000007-spnavi-base

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コメント

  1. 11
    名無しさん 2012/10/11 11:45

    >>6

    お前も国へ帰れ。

    日本人でも朝鮮人でもないお前に帰るところがあるならだけど。

  2. 12
    名無しさん 2012/10/11 12:22

    昔この人に睨まれたよ。

    弥生町の焼肉屋で。

    野球に興味がないから選手なんて知らないし。

    そのお店を出て流川でまた会いましたが、凄い形相でしたよ(笑)

  3. 13
    名無しさん 2012/10/11 15:27

    じんけんの法律できたら。チョッパリみんなCOREANの奴隷にしつやるけどにね。

  4. 14
    名無しさん 2012/10/12 10:51

    C→×
    K→〇(笑)

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