クライマックスシリーズ進出をかけたセ・リーグの3位争いは、8月になっても、混沌としている。8月2日現在(記録は以下同)、中日と広島が同率3位。0.5ゲーム差でDeNAが追う。
最下位ヤクルトも、3位まで6ゲーム差。一時期に比べ離されはしたが、優勝争いとは違い、競合するチームが安定していないため、まだ逆転可能な数字と言えよう。
注目は、やはり昨年まで5年連続最下位のDeNAだろう。
横浜DeNAベイスターズ
序盤からブランコや中村紀洋を中心とした打線が好調で、7月下旬には同時期では6年ぶりとなる3位に浮上。どのチームの投手陣も疲れてくる夏場だけに、強力打線のDeNAには十分のチャンスがあると言えよう。
その中で、満身創痍で戦っている男がいる。7月24日に不惑を迎えた中村紀洋(40)だ。開幕スタメンは若手の筒香嘉智(21)に譲ったものの、すぐにポジションを奪い返すと、ハイペースで本塁打を量産したブランコに次ぐ5番として勝負強さを発揮。チームを牽引した。だが、夏場に入り、疲れが出たのか、7月の月間打率は2割3分1厘と大幅に数字を落とした。
中村紀洋
このウラには、痛めている左ヒザの影響もあるだろう。7月以降は筒香にスタメンを譲る試合も増え、休養しながらの出場となっている。
思わぬ形でファンも、中村ノリの左ヒザの悪化を知ることになった。
8月2日の試合前、歌手の布袋寅泰(51)が本拠地横浜スタジアムでDeNA球団歌を初披露。布袋は試合前に、中畑清監督(59)、中村紀洋、三浦大輔(39)とベンチ裏で記念撮影。
「中畑監督、中村選手、三浦番長との試合前の熱きワンショット。クライマックスシリーズに向けて頑張ってください!」
布袋寅泰 ツイッターの写真
とツイッターに写真をアップした。
この写真を見ると、中村ノリの左ヒザはテーピングでグルグル巻きにされていることが分かる。試合中、DeNAで唯一、全力疾走をしない選手といってもいいほど早くあきらめるように見える中村ノリだが、必要のない場面で走ることで左ヒザに負担を掛けたくないという意図があるのだろう。この状態を知っているからこそ、選手を公平に扱う中畑監督も、ノリへ全力疾走しろとは言えないのかもしれない。いや、ノリは今できる全力で走っているのだ。
悲願となるクライマックスシリーズ出場に、中村ノリの力は絶対に欠かせない。後半戦も、勝負強い打撃でチームを勝利に導いてくれるはずだ。
[リアルライブ]
http://npn.co.jp/article/detail/34319554/
三千万で拾ってもらったのに、少ねえ!って悪態ついた選手?
3千万って多い?少ない?