アイドルグループ・でんぱ組.incの夢眠ねむが13日、自身のツイッターを更新。来年1月7日の東京・日本武道館の公演をもってグループを卒業することを報告するとともに、3月末に芸能界を引退することを発表した。
ツイッターに手書きの書面を添えた夢眠は「この度、私 夢眠ねむは芸能活動10周年を機にでんぱ組.incを卒業、そして芸能界を引退致します」と報告。
「長い時間をかけて決めたことなのですが、急な発表で驚かせてしまって申し訳ありません」と詫びた。
続けて、2019年1月7日の武道館公演をもって卒業することと3月末日に芸能界を引退することを伝え、引退後は「キャラクタープロデュース(たぬきゅん)と店舗の書店開店を目指して活動していきつつ、皆様と一緒にでんぱ組.incを応援していきたいと思っています」と明かした。
最後は「これまで長い間、たくさんの声援で支えて下さり本当にありがとうございました。『アイドルに向いていない』と公言していたこんな私が10年もアイドルとしてかけがえのない時間を過ごすことができたのは応援してくれた皆様のおかげです」と感謝し
「みんなでたくさんの夢を叶えて、素晴らしい景色を見れたこと。これからもずっと忘れません。残り1日1日を大切に、アイドル最後の日まで全力で頑張りますのでよろしくお願い致します!」とメッセージした。
でんぱ組.incは、夢眠、古川未鈴、相沢梨紗、成瀬瑛美、藤咲彩音、鹿目凛、根本凪の7人組ユニットで、さまざまな活動を展開。メンバーはもともと、アニメ・漫画・ゲームなど、自分の趣味に特化したコアでオタクな一面もある。
“ねむきゅん”こと夢眠は2009年6月に加入。アキバと世界を繋ぐ新しい時代の“スーパーアイドル”として活動し、映像監督やコラム執筆など、ジャンルに関係なくカルチャーを結ぶポップアイコンとして活躍の幅を広げている。
[via:ORICON NEWS]
https://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2121459.html
近年の夢眠ねむは、自身がデザイン、プロデュースしたキャラクター「たぬきゅん」、自身の声を使ったヴォーカロイド「夢眠ネム」など、作品を活発に世に送りだしていた。
グループ卒業後はディアステージにそのまま籍を置きながら、「たぬきゅん」のプロデュースや、念願の書店開店などクリエイター活動を行うことになる。
夢眠ねむは、2008年に秋葉原ディアステージで働きはじめ、2009年にでんぱ組.incに加入。
秋葉原の文化にひかれて秋葉原ディアステージで働きだした夢眠ねむは、そのまま秋葉原の文化の精神性を体現していくことになる。
また、夢眠ねむは多摩美術大学出身。でんぱ組.incの立ちあげプロデューサーである福嶋麻衣子(もふくちゃん)は東京芸術大学出身であった。
アート畑から秋葉原の文化に魅了され、アイドル文化に足を踏みいれていった点でふたりは共通している。
アイドルについて近い視点を持ちながら、プロデュースしていたのが福嶋麻衣子、ステージに立っていたのが夢眠ねむという関係性でもあった。
ふたりは写し鏡のようであり、福嶋麻衣子が直接的にでんぱ組.incに関わらなくなってからは、夢眠ねむがその姿勢を継承していたとも言える。
夢眠ねむ インタビュー
――夢眠ねむさんが、ときに愛ゆえにファンに怒るTwitterやInstagramも好きでした。ステージからは引退となりますが、今後SNSはどうなるのでしょうか?
今のところ、TwitterもInstagramも3月末で終了する予定です。
今後はプロデューサーとしてたぬきゅんと夢眠書店のInstagramのみ更新してまいります。
――本来は多摩美術大学を卒業したアート畑出身の夢眠ねむさんにとって、でんぱ組.incとしてJ-POPのマーケットで売れるということは、どんな感覚だったでしょうか?
(J-POPのマーケットで売れたとは思っていないところはありますが、笑)
自分の想像をはるかに超えた景色を沢山(たくさん)見れたことは感慨深いです。今振り返っても、夢か幻か……というシーンがたくさんあります。
自分が表舞台に出て求めてもらえるということ自体が衝撃的であり、ありがたいことでした。
感覚でいうと、売れる売れないは自分の能力の話だけではないということ。
アイドルになるまでは、人に頼らず自分でなんでもやらなきゃいけないという錯覚に陥っていましたが、ひとりでは到底出来(でき)ないことばかり経験させていただいたことで綺麗事(きれいごと)抜きで「全て周りの人のおかげだな」という、人のありがたさを改めて思い知ったというか。
自分以外の存在を強く感じました。
――夢眠ねむさんの卒業発表前に、11月21日のソロ・アルバム「夢眠時代」のリリース、11月22日の新木場STUDIO COASTでのイベント「夢眠祭」の開催が発表されていました。アイドルとしての自分の幕引きの準備を粛々とするのは、どんな感覚でしたか?
幕引きの準備は2017年から……もしかしたらもっと前からずっとやってきた印象はあって、夢眠ねむとしては「完成する」という意味の終わりに向かっている感覚でした。
ソロ曲をまとめたアルバムはファンの方の声もありずっとやりたかったことではあるのですが、出すなら引退の時だなと思っていたので満を持して出させていただくことになりました。
そして、祭は10周年のお祝いに、好きな人たちに祝ってもらいたいという純粋で贅沢(ぜいたく)なわがままで出来ています。笑
でんぱ組.incとしては、愛しているグループからの卒業公演を、思い入れのある武道館で出来るのがありがたいです。
今は楽屋でメンバーとどの曲をやろうかと話し合ったりして、寂しさもありながら本当に幸せなアイドル人生だなと噛(か)み締めています。
――卒業発表まで、約1年の葛藤があったともうかがいました。それはどんなものだったのでしょうか?
葛藤といいますか、長い期間、メンバーや近いスタッフさん以外に言えなかったので「2019年は……」「2020年は……」と未来の話をしていただく時、そこに私はいないので申し訳なくてはにかむことしかできないという時期がありました。
それでも、でんぱ組.incはこれからとずっと続くグループになっていって欲しいという思いは変わらないので遠くから見守る気持ちで未来の話をしていました。
――今後はディアステージに残り、クリエイター活動に専念するとのことですが、でんぱ組.incとしての9年間の経験は、今後どのような作品に昇華されていくと思いますか?
インターネットや本やテレビやラジオまで、思いつくメディア全てに関わるということは学生時代にやりたいと掲げていたので、それが実現し素晴らしい経験となりました。
更(さら)に”歌って踊る”というアイドルになるまでは全く無縁だった活動を通して「ライブ」の素晴らしさを知れたこと。
お客さんの声がどれだけ演者や制作者を支えているかということ。
ステージに立ち、表を知ることで、裏方の大切さをより感じることも出来ました。
私の経験をたぬきゅんにも伝えて、これからも二人でみんなに愛される作品を作れたらと思います。
――「ねむきゅん、表舞台に戻ってくるんじゃない?」と気安く言う人も世の中にはいると思います。そういう人を黙らせる決別の一言を、最後にください。
形が変わっても表現活動は続けるので、どこからどこまでが表舞台で、芸能活動なんだ? という線引きは難しくかなり考えたことでもあるのですが、自分の”姿”を使うことはもう無いと思います。
あ、でも、自分が出ているでんぱの神神DVDが出切っちゃうまでは神神のイベントだけは出る予定です。特別なお祝い事を賑(にぎ)やかしに行けるようなOGに憧れているので、激太りしないように頑張ります!笑
[via:Yahooニュース]
https://news.yahoo.co.jp/byline/munekataakimasa/20181013-00097286/
最上もがのコメント
でんぱ組.incの元メンバーでタレントの最上もが(29)は13日、「さみしいなって気持ちも、おめでとうって気持ちも、これからが楽しみだなって気持ちも色々ある。幸せならそれで良いし、惜しまれてて素敵だなって思う。それこそが完成なのかなあ」とツイート。
昨年8月にでんぱ組.incを脱退した自身を振り返り、「ぼくはまだまだ未完です」とつづった。
[via:日刊スポーツ]
https://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01810141658.html
ネットの反応
・でんぱ組も終わりか
・アイドルは今辞めどきだな 自殺のニュースしてるから
・マスカッツの6人卒業の方がショック
・でんぱ組の顔がねぇ……ひとつの時代が終わったな
・金髪抜けてからもよく頑張ったと思うよ
・愛媛のアイドル自殺で再度metoo運動が起こればいいな
・永眠か
・BSの酒の番組始まったばっかりじゃん
>あれは12月で終わってブルレイ出るところまで決まってる
・まぁ、結婚するんだとは思うが芸能村から足を洗うのはよく決断したな。
・CM出てたのにもったいねえな
・もうこれででんぱ組で知ってる奴いなくなった
・みんな30くらいのババアなんだから解散しろよ
・まあ、裏方やりたいんだろうなとはずっと感じてたからなぁ
・卒業認められるのはまともな事務所
・今年は中堅アイドルの卒業、解散などが目立つね
・いよいよアイドル冬の時代到来か
ちょいブス
後ろのコアラとウサギは考えた訳では無いよね・・・。
その辺の着ぐるみ持ってきましたレベル何だが・・・。
タヌキも変わらんか・・・。