ビートたけしがレギュラー番組11本を抱えることになり、いまさらながら「テレビ界の新帝王」になることが明らかになった。
「みのもんたや島田紳助だって、11本のレギュラーはないですよ。これは、たけしにとっても過去最多のレギュラー本数。60代半ばにして、遅れてきた”帝王”といった感じですよ」(たけしを知る番組プロデューサー)
たけしのレギュラーはフジテレビが『熱血!平成教育委員会』を初め3本。
テレビ朝日が『TVタックル』と『みんなの家庭の医学』の2本だったのが、10月からドラマ『検事・鬼島平八郎』が入って3本。
日本テレビ、TBS、テレビ東京が1本づつで計9本だった。
「そこに日テレのダウンタウンの松本人志と初のコンビを組む『たけしとひとし~日本を面白くプロジェクト~』と、来年1月からの初の NHKのレギュラー番組が入る。
現時点で全局制覇の11本。
ドラマは年内で終了して、松本との番組も不定期レギュラーですが、それでも尋常な数じゃない。
テレビ界は広告不況が続いて、高額ギャラの大物タレントはリストラに戦々恐々している中、たけしの一人勝ちですよ」(広告代理店関係者)
某番組プロデューサーは「不況だから、確実に視聴率が取れるたけしにいく。
それも、レギュラー番組の特番を2時間やっても、3時間やっても、ギャラはほとんど変わらないから使いやすい。
たけし自身、『11本でもギャラは全盛期の6本分、ほとんど半額セールだよ』と嘆いてます」と言う。
そういう意味では、たけしも広告不況の犠牲者かもしれない。
[日刊サイゾー]