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外国人タレント歴38年デーブ・スペクターがテレビに出続けられるワケ 業界関係者から絶大な信頼も

テレビマンの間で、絶大な信頼を集める人物がいる。ひょっとしたら視聴者のみなさんには意外かもしれないが、それはデーブ・スペクターさんだ。

筆者もかつて先輩テレビマンから「出演者にドタキャンされて番組に穴が開いた時は、デーブ・スペクターさんに頼むといい。予定が空いていれば必ず駆けつけてくれる」と聞かされたことがある。

なぜそれほどまでにデーブ・スペクターさんはテレビマンの心を掴むのか?デーブさんをよく知るテレビマンたちに話を聞いてみた。

「彼はたぶん誰よりも芸能界やタレント情報に詳しいのではないでしょうか。生き字引ですよ。いろいろ教えてもらうことも多いです」

と話すのは、デーブさんがデビューした頃から親交があるという、ベテランの制作会社プロデューサー・Aさん。

とにかく好奇心が旺盛なデーブさんは、ひょっとしたら芸能リポーターより芸能界に精通しているかもというほどの「事情通」なのだという。そして海外テレビ事情については、間違いなく誰よりも詳しいというのだ。

「とにかく信じられないほどの勉強家です。彼の事務所へ行くとテレビがずらっと並んでいて、いつ寝ているんだと思うほど全世界の番組を見ています。

時差があるので深夜に見ていて、気になることがあるとすぐ現地に電話していますね。そして現地で人を雇って取材もさせています。

金曜日から週末にかけてはずっと海外の番組を見ているのではないでしょうか。事務所には資料とベータカムやVHSなどいろんなビデオが山積みになっていますよ。

そして掴んだ独自ネタは『同じネタは他局では話さない』と心に決めているようです。本当に真面目だし、テレビマンとしてのプライドが高いんでしょうね」


米コーンフレークのCM 子役時代のデーブ

元々は子役として活動し、アメリカでテレビプロデューサー・放送作家として活躍した後、1983年にアメリカ・ABCの番組プロデューサーとして来日したデーブさん。

「スペクター・コミュニケーションズ」という会社を経営し、さまざまな海外最新事情や映像を分かりやすく日本に伝えているが、実は海外のメディアに対してもいろいろな日本情報を発信している。「まさに言葉通り日本と海外の橋渡し役だ」とAさんは言う。

「東日本大震災の少しあとに一緒に現地に行きました。その時に見た様子をアメリカの放送局に生出演して伝えていましたよ。日本にとって彼は恩人なんです。世界がどれだけデーブさんを通じて日本に理解を深めているか。彼の功績は実は大きいんです」

そして、真面目な勉強家ぶりは「駄洒落」にも遺憾なく発揮されているという。かつてデーブさんの番組を担当していた制作会社のプロデューサーBさんはこう証言する。

「デーブさんはとにかくフランクで、すごく仕事がしやすい人です。いつも何か最新のガジェットのようなものをスーツのベルト周辺やポケットに忍ばせていて、空気を和ませてくれるのですが、必ず持っているのがボイスレコーダーです。

普段の会話の中でもボイスメモを取っていて、特にダジャレを思いついたときは自分の声で吹き込んで残してました(笑)」

そして、デーブさんが出演する番組を担当するキー局プロデューサー・Cさんはデーブさんのこんな姿をよく目にするという。

「楽屋入りすると美粧(メイク)の部屋をフラフラとして、番組以外の出演者にも気軽に話しかけています。そして必ず前の生番組のMCの出演終わりを待ち構えていて、わざわざ用意してきたギャグを披露するというのも、日常の光景です。そこで手ごたえがいいと、番組でそのギャグを使ったりしていますね(笑)」

Cさんも「デーブさんの尊敬できる点を挙げると、『偉ぶらないこと』が一番なのではないでしょうか」とデーブさんの魅力を語る。

とにかく誰に対しても明るくて気さくなデーブさんの人柄が、テレビマンたちに「また一緒に仕事をしたい」と思わせ、人気を博している一番のポイントであることは間違いがないようだ。

そんなデーブさんが、「頭が上がらない」人物がいるという。それが妻の京子さんだ。

「デーブさんは京子さんには頭が上がらないよね(笑)ロサンゼルスのホテルニューオータニで働いていた京子さんに一目惚れして、一生懸命アプローチしたみたいですから。

デートの時には、どこに行って何を食べるかまで全てロケハンして、事前に全部自分で実際に食べたり体験してから京子さんを連れていったというんですからすごいですよね。

結婚式の時には京子さんのご両親をどこに案内するかも全て完全に下見したそうです。とにかく真面目で、繊細な人なんですよね」(前出の制作会社プロデューサー・Aさん)

最後にAさんに、「一言でいうとデーブさんはどんな人ですか」と聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「とにかく『テレビがなければ生きていけない』人。それがデーブ・スペクターだと思います。ラジオでも、他のメディアでもなく、テレビでないと彼はダメなんです。まさに、テレビのために生まれてきたという、そういう人間なんじゃないでしょうか」

[via:FRIDAY]
https://friday.kodansha.co.jp/article/171153

テレビに出続けられる理由

デーブの正体はただの「陽気なダジャレおじさん」ではない。彼がそれだけの存在に過ぎないのであれば、30年以上もテレビの世界で生き残れるはずもない。

今もデーブはタレント業のかたわら、海外のニュース映像を日本のテレビ局に売ったり、日本の番組を海外に売り込んだりする仕事を手がけている。

情報番組でデーブが海外のニュースを紹介するとき、その映像や写真に「提供:スペクター・コミュニケーションズ」とクレジットされていることがあるのをご存じだろうか。

株式会社スペクター・コミュニケーションズとはデーブの会社の名前である。本人の会社で映像使用の許諾を得て、それをテレビ局に提供しているのだ。

デーブが出ていない番組でも、この会社から提供された映像が使われていることはよくある。マイケル・ジャクソン死去、アメリカ同時多発テロ事件など、海外で大きな事件があるたびに、彼の会社には各局からひっきりなしに問い合わせが来て、デーブは寝る間もないほどの多忙な日々を送ることになる。彼は日本のテレビ制作を陰で支えているのだ。

デーブの功績はこれだけではない。例えば、かつて『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)という番組があった。みのもんたが司会のクイズ番組である。これはもともとイギリスの視聴者参加型番組だった。日本でも同じような企画とセットで放送していたのだが、初めの頃はなかなか数字が取れなかった。

そこでデーブは「解答者を一般人ではなく芸能人にしてみたらどうですか?」とプロデューサーに提案した。プロデューサーがこの提案に従ったところ、視聴率は急上昇。今も語り継がれる人気番組へと成長したのである。


『オレたちひょうきん族』(1985年6月1日)初出演のデーブ・スペクター

デーブにはこのような逸話が山ほどある。日本のテレビ局が海外ドラマを輸入するときには、どのドラマが日本人にウケると思うか、日米のエンターテインメント文化に精通したデーブに相談するのが通例になっているという。『24』や『ER』といった海外ドラマが日本で大ヒットしたのもデーブの進言によるものだ。

大阪の番組で橋下徹と共演した際に、すぐにその才能を見抜き、自分の事務所に所属させてタレントとして売り出したのもデーブである。(その後、橋下はスペクター・コミュニケーションズを辞めてタイタンへと移籍した)

さらに、デーブは鳩山由紀夫のために「政権交代」というキーワードを考案したことがあった。これを武器に民主党は選挙で大勝利を収め、政権を握った。テレビから政治まで、日本のすべてはデーブの手の中にあると言っても過言ではないのである。《中略》

実は日本有数のメディアプロデューサーであるデーブ。そんな彼のすごさが世間に今ひとつ伝わっていない最大の理由は、彼自身がそれをひけらかさないからだ。

デーブは自分を良く見せることに一切興味がなく、自慢をしたり偉そうに振る舞ったりしない。だからこそ、世間からは誤解されることも多い。

しかし、テレビスタッフや共演者などの身近にいる人たちは、彼の本当のすごさがよく分かっている。あらゆる情報に精通している上に、人柄も気さくなデーブは多くの業界人から揺るぎない信頼を得ている。

「能ある鷹は爪を隠す」と言われるが、デーブほど徹底的に隠している人も珍しい。自分を良く見せることにこだわらず、人を楽しませ、人の役に立つことだけを続けてきたデーブ。

厳しいコロナ時代を生きる私たちが学ぶべきなのは彼のこの姿勢である。あのダジャレのセンスだけは学ぶ必要はないかもしれないけれど。

[via:Yahoo!ニュース]
https://news.yahoo.co.jp/byline/larrytoda/20200508-00177493/

「311」から10年目のメッセージ

2021年3月11日、自身のツイッターで、東日本大震災から10年を迎えメッセージを寄せた。

デーブさんは、「東日本大震災からちょうど10年を迎えました。僕はこれからもずっと、日本の皆さんと一緒にいます。あまり面白いことが言えないから笑わせることはなかなか出来ないけど、辛い時、苦しい時は、僕を笑い者にしてください。今日もオチはありません」と温かなメッセージをツイート。

デーブさんは普段、ダジャレや小噺のようなツイートで知られるが、震災の被災者や福島第一原発の作業員を気遣うツイートなど真面目な話の最後はいつも「オチはありません」で締めくくっている。

このツイートには、「デーブさん優しい」「愛を感じるなぁ」「朝から泣けた」「デーブさん、いつもいつも日本の事を想ってくれて、本当にありがとうございます」などのコメントが相次いで寄せられている。

[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/2021/03/11406840.html

【関連リンク】
デーブ・スペクター「日本在住36年」インタビュー |文春オンライン[2019/08/04]

ネットの反応

・デーブって何気にやり手だよな
・全然老けないよなデーブ
・よくいじられてるから世間の評価は低いが、もっと評価されていい人
・デーブさんに振って置けば面白くしてくれて、問題発言はしないんで使いやすいんだろうしね。
・デ-ブさん大好き(^o^)
・他国の言葉で人を笑わせるのがどれほど大変か。それをサラッとやってのける凄さ。滑ってるときもあるけど笑
・爆笑はなくともスマイルをありがとう
・でもスパイなんだろ、騙されないぞw
・彼のコメントは非常にニュートラルで、一般受けばかり気にしている他のお飾りコメンテーターとは一味違う。
・攻撃的なところや差別的なところもないし、コメンテーターってこうあるべき。
・現実をブラックジョークに変えてユーモアに説明してくれるところが好きだな。
・ドヤ顔の無責任コメンテーター橋下さんより、全然いいね!
・日本人にはない角度からの言語力の発言が凄い。頭キレすぎw
・さすがはベテランCIAエージェント
・名誉埼玉県民
・いまだにVHSやベータが山積みって、ほんとかいな。
・この人より長くテレビの第一線で活躍している人は、BIG3以外でいないのでは?ってくらいすごい。
・冠番組があっても良さそうだけどね
・バラいろダンディに出てるときのデーブは面白い
・SNSで話しかけると、きちんと返事をしてくれる
・何十年か前のエイプリルフールの朝刊で、デーブスペクターが内閣内定者の中にしれっと混じってたのは笑った。
・震災による原発事故で大混乱の時にアメリカに帰る事をを拒否し「ゴジラが出現したら帰ります」とのコメントで日本を勇気付けてくれた時から見方が変わりました。
・311から1週間後 外国人がまったくいなくなった渋谷で募金箱を抱いたデーブ ありがとう︎
・がんばれケトラー!

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2021/03/31 17:41

    モッキンバードに関わる CIA

  2. 2
    名無しさん 2021/03/31 19:08

    民主党政権を誕生させ、日本を放射能まみれにした反日勢力最大の貢献者。

  3. 3
    名無しさん 2021/04/01 15:55

    モサド

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