真実が明らかになり涙を浮かべる草刈正雄氏
俳優・草刈正雄(70)が出演した14日放送のNHK「ファミリーヒストリー」が〝神回〟だと評判だ。
シングルマザーだった母・スエ子は、父について「朝鮮戦争で死んだ、写真は焼いた」と多くを語らぬまま死去。
朝鮮戦争で死んだという父の名前が「ロバート・トーラ」とだけ聞いていたが、写真もなくスペルすらわからない。ほかは祖父に当たる人が郵便局員という薄い情報のみをもとに全米を捜索。
可能性のあるスペルを調べると8827件ものヒット。しかし、手がかりがつかめない。検索範囲を「トーラー」に広げると183864件にも膨れ上がる。
その中から可能性のある人物にひたすら手紙を送ると、ついに「家族の謎が解けた」と喜ぶ人物から返信がくる。
彼は元米空軍の「ロバート・トーラー」という人物の親族で、ロバートの姉、つまり草刈の伯母に当たる人物が生存しているという。
日本に来た頃のロバート・トーラー氏
70年越しの秘密
ロバートは帰国後の53年に西ドイツに行き、ヘルガさんという女性と結婚したことが判明。当時、日本と米国は太平洋戦争で激突した間柄。父は日本人女性との間に子どもをもうけたことをひた隠しにしていたという。
トーラー氏はヘルガさんと結婚
彼がドイツに発ったころ、スエ子から窮状を訴える手紙が届く。ロバートの母や姉たちが受け取り、おそらくロバートに知らせぬまま返事を書いた。
時代状況的にやむを得ない事情はあったにせよ、はっきりいえば、見捨てられたかたち。実際、スエ子は大変な苦労をして子供を育てることになる。
「あいのこ」と差別されていた幼少時代の草刈正雄と母スエ子
「言葉が出てこない……まあ、苦労しましたね……」と声を震わす草刈。
「モヤモヤしていたものが……こんな幸せはないです」と言うが、父のことを知れた喜びと共に、簡単には割り切れない複雑な感情がにじみ出ていて、胸が締めつけられた。
ロバートは残念ながら、2013年に死去したという。草刈と証言が食い違うため、DNA検査を実施。97%血のつながりがあると判明する。
というか、もう間違いないだろうと思えるほど、彼の親族の一人ひとりがみんな草刈正雄そっくり。
若い頃の比較画像
VTRを見た草刈は「すいません、何も言葉がなくて…」と絶句。NHKの調査力の凄みを見た。
番組には父の姉、草刈の伯母に当たるジャニタさん(97)からの手紙も寄せられ「本当に今日は幸せです」と号泣した。
叔母のジャニタさん
そしてラストの展開……。
草刈はジャニタさんに会うため、米ノースカロライナへ。
ジャニタさんは笑顔で草刈を迎え、抱擁。ジャニタさんの家には親族の写真が飾られており、そこに草刈の写真も加わった。
ジャニタさんの第一声は「私のこと許してくれるの?」
名作ぞろいの『ファミリーヒストリー』の中でも最高傑作といっても過言ではない凄い回だった。
ネット上では「感動して泣いた」「複雑な運命や…」「NHKも細心の注意を払いながら制作したと思う」など大反響。
事情を知るテレビ関係者によると「草刈さんには一度、『ファミリーヒストリー』のオファーを出して断られているんです。出自が複雑…というような話を聞きました。それでもNHKはめげずに出演交渉したでしょう」と語る。
親族の写真に草刈の写真も加わった
ジャーナリストの江川紹子氏は15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し
「番組ではぼかしたところがあったように思うけど、それでも何があったか伝わってくる。そうした様々な思いを飲み込んで、引き合うつながりに心揺さぶられた。お母さま、立派な方だなと思う」と感想。
続けて「見つけ出したNHKの調査力と、情報に関する米国の合理的システムにも驚く。それにしてもお父さん、そっくり!」とつづった。
[via:東スポ/QJWeb]
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/273020
https://qjweb.jp/regular/92420/
紅蘭「明日やっと全てがわかる」
紅蘭「凄く怖かったと思う」
草刈正雄の娘でタレントで実業家の紅蘭が放送の前日にインスタグラムを投稿。
「ファミリーヒストリーのお陰で私はおじいちゃんのことを初めて知れました」と切り出し、「戦死したはずのおじいちゃんは10年前まで生きていた真実、、、、なにより写真でもお顔が見れてよかった!やっぱり父に似ていた」としみじみ。
草刈も紅蘭に対し「たまに自分の父親はどんな人だったのかな?と私に話すこともあった。涙する日もあった。ずっと気になっていたのも家族は感じていた」といい、草刈自身は父親のことを気にしていたと告白。
今回の番組出演についても「どんな想いで、、、とても緊張して、、、凄く怖かったと思う、、、色々な感情があり番組出演を決めた」と説明し「私もずっと知りたかったことだから本当に嬉しい。そして感謝です」と結んでいた。
放送後にはストーリー機能で、改めて祖父の写真をアップ。
優しい目元や鼻、口元など若き日の草刈にそっくりで、「パパにも雄士にも似てる」「パパがよかったと感じられていることが一番良かった。皆様観てくれてありがとうございます」と綴った。
[via:デイリー]
https://www.daily.co.jp/gossip/2023/08/15/0016701406.shtml
※草刈正雄がジャニタさんに会うためアメリカ訪問したシーンの特別編が今後放送される予定。放送日はまだ発表されていません。
ネットの反応
・たまたま観てたがマジで涙が出た
・今まで見たファミリーヒストリーで、1番感動しました。
・これはドラマだなぁ
・特別編放送いつかなぁ~
・お母さんもご本人も大変な苦労してきたんだな
・お父さんイケメン
・いい話とは手放しでは言えないけど
・草刈さん複雑な思い
・親父が存命中に親子対面が出来たら良かったのに。
>父親が生きてたらまた話こじれてたと思うよ
・草刈さん番組中も、憚らずに涙し、下手に作ったコメントせず、寡黙なところがまたカッコよかった。
・この時代はこういう子が多かったんだよ 悲しい真実
・NHK「あいのこ」ってよく放送したな
・「あいのこ」という言葉をそのまま使ったのも当時の空気を正確に伝えてたと思う。
・やるじゃない?NHKも。たまには
・8月14日放送で否応なく戦争について考えさせられた。
・王道ハンサムの草刈正雄でも戦後は差別されてたのね
・ハーフモデルの始まりは草刈さんだと思う。モデルから役者になるのも草刈さんが先駆者ではないか。
・センシティブなことだけに、草刈正雄がよくこの番組のオファーを引き受けたな
>一度は断ったらしい
・決して父を悪く言わなかった母にグッとくるものを感じた。
・父親と従兄弟ともにDNA検査なんて不必要なほど似てましたね。
・西ドイツに行く前に何も話さなかったお父さんの煮え切らなさよ
・結局身ごもった妻捨てたんだよな
>米南部の軍人一家が有色人種、しかも敵国になる日本人との結婚を認めるわけがない。
・草刈さんの母親からの手紙を受け取ったのに家族が知らせなかったのが、時代の情勢を考えれば仕方なかったのか。
>田舎で当時は反日感情も強いでしょうし、仕方なかった面もあるんでしょうね。
・当時の親戚たちの「ショック」は計り知れないものだったろう。そして心の底では今でも思ってる。だから、父親は家族達に言えず、伯母も他の親族に伝えることはしなかった。命尽きようとしてる今、子供だけにそれを伝えたのでしょう。
・この伯母には贖罪感があったとおもう。全く気にかけていなかったらNHKの追跡メ-ルにひっかかりもしなかただろう。
>「私を許してくれるの?」という言葉に全てが詰まっている
>計り知れない苦しみだったと思うよ
・戦後はGIベビーと言われて多くの方々が苦労してたと思います。
・アメリカ兵が子供出来た日本人女性を置いてトンズラは戦後のあるある。
>トンズラと言うけど、お母さんはお父さんの実家に手紙出してるし、アメリカの住所まで教えてるんだよね。
>お母さん、写真全部燃やしたって話だし。草刈氏も「そこは引っ掛かる」って言ってたし思うところはあるんだろうが、大人の対応は流石だった。
>そら割り切れないよなあ
・正雄複雑な心境すぎるだろ
・お父さんには日本に残してきたお母さんや草刈さんのことはどう思っていたのか
・草刈さんの異母兄弟がいたのかどうかは触れられなかったな。
>ぼかした部分
・ヘルガ側の子ども、草刈さんの異母兄弟は出演NGだったのかな?
・特別編では兄弟まで迫れたら良いのですけど
・母親は真実を隠して「父は朝鮮戦争で死んだ」と伝えていたのに・・・。この番組も罪つくりなことをしたものだ。
・葛藤を抱えつつもアメリカへ行き親戚に会った草刈さんは器の大きい方だ
・特別編を早く見たすぎるw
そりゃNHKはカネ持ってるからねえ
戦後の日本には、アメリカ軍相手の夜の女性が沢山居ました、それはご主人が戦争で亡くなったり、空襲で家族が全て亡くなったりした女性たちが生活する為の、生きていくための術としての生き方の一つでした、その中の一つの地区に朝鮮戦争の最前線基地の博多が有りました、そしてアメリカ人と結婚されたり、仕事で子供が出来たりした事もあった聞きます、その時代の話でしょう。
見てて気分が悪かった。
日本で子供できた途端にアメリカに逃げて、生活が苦しいと手紙を送っても金銭的支援もせずアメリカで結婚して子供作って、日本に子供が居る事を口にすることも探す事もしないまま放置したクズが父親ですって教える必要あるか?
正直言って全然いい話じゃないと思うんだが?
むしろ胸糞悪いし草刈さんが気の毒に思える
母が墓まで持って行った秘密は秘密のままにしておいてあげた方が良かったのでは?