妻のタレント・三船美佳(32)に離婚を求められ裁判が続いている歌手・高橋ジョージ(56)が10日、新曲発売記念イベントを都内で行い、一連の離婚騒動や最近の週刊誌報道についての取材に対し、断ることなくしゃべりまくった。
冗舌な語り口の裏には、今後のタレント生命を意識したうえでの“戦略”があったとみられる。
高橋はこの日のイベントで、自身が出演するNHKのテレビドラマ「美女と男子」での役柄「たどころ晋也」の名義で来月2日に両A面シングル「ハローマイラブ!/ふたり~One Day」を発売することを発表した。
そもそもドラマの中での役柄が“妻と子に逃げられた一発屋のベテラン歌手”という、高橋をモデルにしたような設定。
本人が「(騒動が表面化する前の)昨年の11月にこのドラマの話が来た時、『どこから漏れたんだろう』と思った」と驚いたほどで、この役を演じること自体が、自身の離婚騒動をネタにするようなものだった。
さらに高橋は、自ら作詞作曲した新曲について、現在会えなくなった長女に向けて書いたことを明かし「一連の騒ぎで距離を置くことがなかったら書けなかった曲。家族には心から感謝しています」と激白した。
先月には、新潟・弥彦競輪場での仕事とNHKドラマの撮影の“ダブルブッキング疑惑”が週刊誌で報じられた。
この件について問われると「体調が悪いわけではなく、その時は多忙で喉の調子が悪く競輪場での国歌独唱は難しいと判断した。
その結果、当日は早く撮影スケジュールを進めるために『仮』で入っていたNHKのドラマの現場に行った」と説明した。
この報道と同時期には、三船とともに所属している事務所から離脱するとも報じられたが「そういう報道もあったけど、事務所とは何の話もしていない」と堂々と否定した。
離婚騒動や家族への思い、さらに仕事のトラブルなど、普通なら触れられたくない話題に次々と言及し、しゃべりまくった高橋。最後には「まぁ、好きなように書いていただいて構いませんので」と、笑顔で報道陣に頭も下げてみせた。
この“開き直り”ともとれる堂々たる振る舞いには、新曲のPR以外の思惑もあったとみられている。
「“競輪場のドタキャン騒動”を報じられた際、週刊誌に『公の場に立ちたくない意向があった』と書かれたのが納得いかず、それを完全否定したかったらしい。
今まで積極的にカメラの前に出てしゃべることで稼ぎを得ていた人だから、『公の場に立ちたくない』なんて思ってもいない。これが原因で仕事のオファーが減ったら、それこそ死活問題だから」(芸能プロ関係者)
以前からオファーは断らず、主催者サイドの要望もできる限り受けてきた高橋は、バラエティーやイベントに引っ張りダコだった。
「はっきり言って、離婚の話が出る前から夫婦は会場入りも楽屋も別々だったのに、番組から“ラブラブエピソード”を求められたら、いくらでも話す。
心霊体験とか金銭がらみの際どい話も求められたら話すから、重宝がられる人材。離婚ネタも、今回のように『娘への愛』を語るだけなら、裁判でマイナスになることはない、という判断だろう」(同)
このタイミングで“ぶっちゃけトーク”を全開にしたのは、高橋にとって「今後も何でも話す」というアピール。これでオファーが増えれば思惑通りだがこの戦略、果たしてうまくいくか?
[引用/参照:http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/434099/]