“スポーツ新聞の雄”日刊スポーツに異変が起きている。
日刊スポーツ
3・11東日本大震災の影響で大幅な部数減を強いられ、今夏のボーナスはゼロになる社もあれば40~50%カットは当たり前といった社も多く、スポーツ紙大不況の時代に突入した。
当然、経営陣の入れ替えなどが急務となっているが、先日発表された日刊スポーツの社長退任の裏にはなにやらキナ臭さが漂っている。
同社は6月28日に定時株主総会を開き、三浦基裕社長が再任されず、1期2年という異例の短期で退くことになった。
創業家出身の川田員之会長が社長を兼務することになったわけだが、実はこれが創業家側のクーデターだったというのだ。同社の関係者が声を潜めてこう語る。
「あれはビックリしましたね。何の前触れもなく、いきなり株主総会で緊急動議が提出されたんです。三浦社長も驚いていましたよ」
緊急動議の中身は、三浦社長への不信任と解任要求だ。しかも、採決を取ったらさらにビックリ!
「だってまさかもまさかですよ! 可決されちゃったんですからね。それで三浦社長の退任が正式に決定したんです」(前出関係者)
一体何があったのか? どうやら創業家側が事前に根回しをして、自分の息がかかっていた人物に緊急動議を提出させて三浦社長を退任に追い込んだというのが真相らしい。
理由は、創業家サイドと三浦社長を中心とした現経営陣の確執だ。事情通が次のように証言する。
「三浦社長は、良くも悪くも革新的な思考の持ち主だったんです。これからは紙(新聞)だけではやっていけない。イベント事業などあらゆる分野でビジネス展開できるものはしていかなければダメだ、とね。それで、親会社でもある朝日新聞社の完全傘下に入ることを主張。要は、日刊スポーツは朝日の子どもになって、守られながら生きていく路線を走り出そうとしたんです。それが、創業家側にとっては気に入らなかったみたいですね」
つまり創業家側からすれば、「朝日新聞社の傘下になるくらいなら、日刊スポーツをたたんだほうがマシだ!」というわけだ。
自分たちで立ち上げた日刊をそんなおもちゃのように扱われてはたまったものではない、ならば潰す方を選ぶという、まさに昔気質の考え方だ。
こうしたドロドロ劇の中、社内では時代が時代だけに三浦社長の理念にはそれなりに賛成してもいいという声は多かった。
ところが、そうならなかったのは三浦社長のあまりにも強引な社内人事のやり方だった。
前出事情通によれば「社長はとにかく好き嫌いが激しすぎる。年齢に関係なく子飼いを次々と重要ポストに置いて、仕事ができても社長派でない人は左遷の嵐……。これでは社内がメチャクチャになっちゃいますよ。で、支持する人が減り続けた。創業家サイドにとってはクーデターが非常にやりやすい環境だった」というのだ。
再び創業家側が経営を掌握し、日刊スポーツ新聞社の実権を握ったわけだが、「あまりにも古臭いやり方に将来を不安視する社員は少なくない」(同社社員)という。
果たして老舗スポーツ紙はどうなるのか……。
[cyzo]
わあい
潰れてしまえばいい。
人の悪口書いて、生活してる奴らなんか元々いらないよ
新聞読まね