80年代にアイドル的な人気を博したロックバンド「チェッカーズ」の元リーダーで、ギタリストの武内享(53)の息子2人が、大麻取締法違反の疑いで警視庁少年事件課に相次いで逮捕されていたことが先月30日、分かった。
「ちっちゃなころから悪ガキで~」という「ギザギザハートの子守唄」のフレーズは誰もが知っているところだが、自身の子どもは単なる“悪ガキ”ではすまされなかったようである。
「大麻売買」はれっきとした犯罪で到底許されるはずがなく、今後は手順に従って法の裁きを受けることになるだろう。
著名人の子どもが逮捕される事件は頻繁に起こっており、“息子2人”という衝撃度を差し引けば今や珍しい事柄でもない。注目されているのは父・武内享の、息子逮捕に際しての“言動”である。
「武内は自身のブログ『オレの血となれ肉となれ』で、『ご報告』と題して息子2人の事件について責任を感じ、謝罪の旨を記しています。
自ら事件について発信した点に『潔い』という評価もあります。ただ、一人称は常に『オレ』。
ネット上では『謝罪ブログでオレ?』と状況をわきまえていないというツッコミや、『親の影響なんでは?』と、近年薬物問題に揺れる芸能界のイメージから、武内本人の薬物使用を疑うコメントも見受けられます」(芸能記者)
さらに武内の“トンデモ行動”は止まらない。今度はそのブログ更新を自身のTwitter知らせたのだが、そこにもまた「?」な一言が……。
「武内は、自身の謝罪ブログのリンクをTwitterに貼った上で、“拡散希望”の文字を文頭に入れてツイート。
SNSの拡散希望は多くの場合、災害救助、イベント集客、政治活動などで効率よく多くの人に情報を知らせるために使われるものですが、自身の息子の犯罪についての謝罪を“拡散希望”する人は極めて珍しいです。
ネット上でも『こういう場合でも拡散希望って使うんだ……』と困惑の声が上がっていますよ。何の気なしに見たら“自虐ネタ”にみえなくもないです」(同)
自身の愛息が揃って逮捕された事実は、親として悔やんでも悔やみきれないだろうが、「親の教育が悪かった」と非難の声も多く上がっている。
そのような中で周囲を困惑させる発言をするのは、武内にとってマイナスでしかないのではないか。「わかってくれとはいわないが」では済まされないだろう。
先日、同じく元チェッカーズのボーカル・藤井フミヤの息子がフジテレビに“コネ入社”したという噂が広まったが、武内に比べれば極めて平和なニュースである。明暗クッキリといったところか。
[引用/参照/全文:http://www.cyzo.com/2015/10/post_24185.html]
兄が調達、弟が高校で売買
武内は1日に更新したブログで事実を認め「オレの長男と次男が大麻取締法の容疑で逮捕されました」と記した。
逮捕されたのは、東京都世田谷区の無職の兄(21)と、東京都内の私立高校3年の弟(18)。
弟は兄から渡された乾燥大麻を、自身が通う高校で同級生(17)に譲り渡していた。
この同級生は7月末に同法違反容疑で逮捕され、保護観察処分となった。3人とも容疑を認めているという。
兄の逮捕容疑は6月26日午後5時ごろ、1人暮らしをしている自宅で、乾燥大麻0・516グラムを譲り渡した疑い。9月30日に逮捕された。
少年事件課によると、弟は6月29日午前8時45分ごろ、同級生に乾燥大麻0・516グラムを約7000円で譲り渡したとして9月9日に逮捕。
「小遣いが欲しかった」と容疑を認めている。兄からは昨年末から計10回にわたり大麻を無償で受け取っており、値段はインターネットで調べて決めていたという。一般的に乾燥大麻は1グラム5000円前後で取引されていることが多いとみられる。
弟は同級生に3回にわたり販売していたほか、数人の同級生にも譲り渡したことをほのめかしている。仲間内でも吸引したと話しているという。同課によると、同級生から大麻とみられる薬物を見せられた別の男子生徒が、教諭に相談した。
武内は藤井フミヤ(53)を誘い、1983年にチェッカーズを結成。ギターを担当した。92年にグループ解散した後は、ケミストリーらをサポートしたり、プロデュースするなど裏方として活動している。
[引用/参照/全文:http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/10/01/kiji/K20151001011239210.html]