大みそか恒例の年越し特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の詳細が先日発表され、今年のテーマは『絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』であることが明らかとなった。
ダウンタウンの松本人志、浜田雅功に加えてココリコ・田中直樹と遠藤章造、月亭方正の5人が「笑ってはいけない」状況下で奮闘する同シリーズは、今年で10年目を迎える。
いまや民放の年越し番組で視聴率ダントツトップだが、収録中の裏事情を日テレ関係者が明かしてくれた。
「放送では出演者の1人である松本ですが、クレジットに『企画構成』に名を連ねている通り、実質的に番組の主導権は全て彼が握っている。
撮影中、用意された演出や構成がイメージと違ったため、スタッフにダメ出しを行い、収録が1時間中断……なんてこともザラです。
その間、浜田だけはニヤニヤしながらその様子を眺めていますが、ほかの出演陣やスタッフらは神妙な面持ちを浮かべつつ、『早く終わらないかな』と心の中でボヤいていますね」
出演陣も毎回「しんどい」と嘆く長丁場の収録だけに、途中ストップは何よりの苦痛となるようだ。
「ダウンタウンのどちらかが、必ずロケ先のトイレにクレームをつけて、収録が中断されるのも毎年恒例ですね。今年は松本が『なんでウォシュレットじゃないねん』と言い出し、なだめるのに相当時間がかかりました」(同)
番組名は「24時」と打たれているが、実際のロケはほぼ3日かけて行われるという。
「1日目はオールリハーサルで、出演者が参加するのは2日目の朝から。その日は夜まで一気に撮影して、出演者たちは夜になるとホテルで一泊するのですが、スタッフはそこから3日目のリハを夜通し行います。
毎回最後の方になると、お尻を叩きにくる“お仕置き隊”の動きにキレがなくなるのを見てもわかる通り、本当に地獄なのはスタッフ陣ですね」(同)
また、スタッフの間で「問題児」と言われているゲストは、この2人。
「蝶野正洋とジミー大西です。出てほしくない理由は、2人ともとにかく時間がかかるから。蝶野は毎回、方正にビンタを食らわせるのが恒例となっていますが、オチであるビンタにたどり着くまでに、ものすごく時間をかけるんです。
その間、誰かが笑ってしまうと毎回お尻を叩かれることになり、毎年その都度予定の尺を大幅に超えます。また、ジミーは毎回VTRで出演するのですが、浜田のツボなのか、同じシーンで何度も何度も笑ってしまい、一向に収録が進みません」(同)
しかし、こうした愚痴がありつつも「世間では松本に対して、『賞味期限切れ』『面白くなくなった』などといろいろな声が出ていますが、やはり豪華ゲストを含めて収録に参加する全員が、番組の存在の大きさと松本を崇めている印象です。
今年はスペシャルゲストでSMAP・中居正広が登場しますが、彼のような大物でさえ、番組に携われることを光栄に感じている様子でした」(同)という。
今年の本放送は、こうしたスタッフ陣の知られざる努力に思いを馳せながら、視聴してみてはいかがだろうか。
[引用/参照/全文:http://www.cyzo.com/2015/12/post_25285.html]
努力をアピールするなよ
表に出る人ならまだしも、裏方が努力アピール?