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JKT48劇場支配人 自殺の真相「劇場の運営状態は思わしくなかった」

インドネシアのアイドルグループ「JKT48」の劇場支配人・稲尾次郎さん(48)が21日、自宅で遺体となって発見された。地元警察は自殺とみており、動機には仕事のプレッシャーがあったと考えられている。

自宅の浴室で首をつっているのを妻と劇場関係者に発見された稲尾さんは、すぐ病院へ搬送されたが死亡が確認された。

JKTの支配人として現地では知られた存在だった稲尾さんは「ジローさん」と呼ばれ、インドネシア語を操り、ショーを巧みに盛り上げる人気者。

2011年のグループ発足時から面倒を見続け、JKTにとって父親のような存在だった。JKTが数年でトップアイドルグループになったのは、稲尾さんの手腕が大きいと言われる。

そんな稲尾さんが自ら命を絶った背景としては、仕事に関する大きなプレッシャーが考えられる。

地元紙「バンジャルマシン・ポスト」によると、JKTは人気や知名度こそインドネシア国内では今や不動だが、劇場の運営状態は思わしくなかった。

実際に劇場へ足を運び、おカネを落としていくコアなファンは限られ、稲尾さんも頭を悩ませていたようだという。

「JKT48劇場」は高級ショッピングモール&ホテル「FXスディルマン」内にあり、その高い賃料も大きな負担になっていることから、劇場チケットの値上げも検討されていた。

また現地駐在員は「JKTは若い男性はもちろん、とりわけ女子に大人気。それにインドネシアはイスラム教の国だから、若い女子が露出度の高い衣装で活動するのに嫌悪感を持つ保守層も多い」と、インドネシアならではの心労もあったと指摘する。

JKTをトップに育てた最大の功労者と言っても過言ではない稲尾さんの冥福を祈りたい。

[via:http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/666472/]

電通メディア社員

日本国籍の稲尾氏は47歳。インドネシア在住は20年余りで、現地契約で勤務をしていた。AKB48の姉妹グループで、電通メディア・インドネシアに所属するJKT48の劇場支配人だった。

自殺の原因はいまだ不明で、電通はこの件に関する直接のコメントを出していない。

電通メディア・インドネシアのスポークスマンは、

「私たちの仲間であり友人の突然の死に直面し、深い悲しみにあります。 私たちの思いはご家族と共にあり、彼らのプライバシーが尊重されることを切に願います」

「稲尾さんのご家族を最大限サポートし、会社の同僚たちにはカウンセリングを行っていく」

との声明を出した。

[via:http://www.campaignjapan.com/]

元メンバー仲川遥香
「天国から見守っててください」

昨年12月31日にJKT48およびAKB48グループを卒業した元メンバーの仲川遥香(25)はこの日、自身のツイッターで「次郎さんがいたから私はインドネシアで頑張れました。次郎さんがいる現場はいつも明るかった。まだ信じたくない。次郎さん天国から私達の事見守っててくださいねっ」とつぶやいている。

[via:http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170322/TokyoSports_665681.html]

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