ピン芸人・ひょっこりはんがネタで使用しているBGMが著作権侵害にあたるとして、フリー音源などを扱う「音楽素材MusMus(ムズムズ)」の管理人が5月31日、サイト内のブログで抗議し事態の経緯を公開した。
ひょっこりはんさんは、マッシュルームカットに黒縁のメガネ、白のタンクトップに赤い蝶ネクタイがトレードマークの芸人。日テレ系「ぐるぐるナインティナイン」のワンコーナー、「おもしろ荘」に出演したことからブレイクしました。
軽妙なリズムに合わせて「はい、ひょっこりはん」という掛け声とともに、“ひょっこり”と姿を現すネタが好評を博し、乃木坂46の白石麻衣さんや女優の綾瀬はるかさん、永野芽郁さん、俳優の斎藤工さんも同様のネタを実演するなど芸能界にもファンが多いことで知られています。
今回物議を醸しているのは、そのネタで使用されているBGMについてで、作曲者が自身のブログで「ひょっこりはんによる当サイト楽曲への著作権侵害について」というエントリーを公開し、波紋を呼んでいます。
作曲者でフリーBGM/音楽素材サイト「MusMus」の管理人・watsonさんよると、ひょっこりはんさんが使用しているのは「sonorously box」という楽曲で、通常、曲の使用は無償ですが、ひょっこりはんさんの使用状態は「著作権表記をしていない」「著作権表記をしない場合の利用料を支払っていない」「他の企業などに『フリー音源』として二次配布を行った」と3つの違反利用状態になっているとのこと。
watsonさんが2018年4月初旬に規約違反にあたる動画(ひょっこりはんの正しい #キャベバンバン/日清食品)について、日清食品に問い合わせたところ、二次配布が発覚。
その後ひょっこりはんさんサイドにコンタクトし、「後追いで規約に準じていただければ良い旨」を伝えたそうです。
ひょっこりはんの正しい #キャベバンバン|日清食品(楽曲はMusMusのもの)
https://www.youtube.com/watch?v=vvtK41FW4cY
しかし、5月末に楽曲が改変された上で販売されていることに気付き、抗議と販売停止依頼を要望しましたが、5月31日までに何も進展しなかったことからブログでの告白に至ったとしています。
watsonさんが最も問題視しているのはmora、レコチョクなどでひょっこりはんさんのネタ音源が販売(配信)されていること。
どちらも原曲そのままではなく、ところどころメロディを変えるなど微妙にアレンジが施されていますが、全体の印象としては、watsonさんの「sonorously box」に非常に似た曲となっています。
ネタ音源は「mora」「レコチョク」でも配信中
watsonさんはブログで、
「そもそも『二次配布』は違反の中でも被害が大きいとても悪質なものと考えていますが、きちんと対応いただければ不問にするということ自体当方の好意でしかありませんでした」
「今回気づいた楽曲改変・無許可販売はそれを足蹴にされたという思いで非常にショックを受けています」
と心境を語っています。
ねとらぼ編集部が「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に本件について問い合わせたところ「把握している」とのこと。対応等については「現在調査中です」との回答がありました。
なお、6月1日10時30分現在、mora、レコチョクともに配信ページから楽曲は削除されていません。このことについてmoraは
「関連のニュースは拝見しました。よしもとさんからいただいた楽曲を配信しているので、現状、よしもとさんからご連絡が来るかどうかを待っている状態です。
もしご連絡があり、対応が必要になった場合はすぐに対応できるように準備しております」とのことでした。またレコチョクは「担当者が不在にしております」
と回答しました。
またひょっこりはんさん自身は現時点で沈黙を守っていますが、SNS投稿のリプ欄には非難の声が相次いで投稿されています。
[via:ねとらぼ]
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1806/01/news089.html
「MusMus」の音楽素材を使用するには…
同サイトでは、「MusMusで公開している音楽素材は利用規約の範囲内でどなたでも無料かつ自由にご使用いただけます。Youtubeやニコニコ動画、アプリ、ゲーム、ラジオなどのBGMや音源などにお使いください」と案内。
また、「ゆるやかな使用条件」として、「フリー音楽素材配信サイトの中で最も使用条件がゆるいサイトの一つがMusMusです。BGMとして使用する場合のコンテンツ内容については事実上無制限です。また、商用にも無料でお使いいただけます」としている。
利用規約では「改変OK」「アレンジ、演奏の自由」は認めつつ、禁止事項として「MusMusの楽曲をそのままBGM以外の目的に使用することはご遠慮ください。 ( 楽曲の2次配布など)」を定め、著作権表示について「MusMusの楽曲を使用していることをあなたのコンテンツに表示してください」と求めている。
[via:ナリナリドットコム]
http://news.livedoor.com/article/detail/14798570/
ネットの反応
・原曲そのまま使ってる分には黙認してやってたけど原曲の一部だけアレンジしたほぼまんまの曲をひょっこり犯が売り始めたからさすがにそれは駄目でしょって注意したらひょっこり犯は完全無視 そりゃ訴えられますわ
・このサイトの楽曲「sonorously box」
https://www.youtube.com/watch?v=T0ZG6gmVvDo
・これは言い訳のしようがないw
・こりゃやっちゃってるなw
・MusMusの曲と「らららコッペパン」のイントロではないか
・商用目的で使った場合は即訴えられてもしゃーない
・ああ加工して売っちまったのか アウトだな
・売れた時点で買い取ったら自由に稼げたのに吉本もバカなのか
・がっかりはん
・あーあ、トラブっちゃった。終わったな
・なんかせこい話だな
>吉本側が、な。入ってくる金額に比べたら微々たるものだろうに。
・ちゃっかり犯
・JASRAC「うちに任せれば取り立ててやるよ。取り立てるだけはな」
・ひょっこりはんの面白さが分かる人いたら説明してほしい
・先週くらいまで新喜劇で小薮がやってるキャラだと思ってたわ
・宴会芸レベル
・面白荘不作の産物。
・また乃木坂の呪いが発動したのかよ
・吉本って著作権管理にはやたらうるさいくせに平気で他人の権利を侵害するんだよな昔から
・確信犯がよしもとにどう説明していたが争点だ
・微妙に変えて売ろうとしてるのは倫理観どうなの
・初めて見たけどキモすぎやろ、なんやねんコイツ
・こいつ、元々、LINEスタンプのチラッをマネてるだけたからなw
・不愉快なキャラだからこれで消えてくれと願う人多そう。
・さすがに吉本も和解に動くだろ