話題を呼んだ宮迫博之(49)と田村亮(47)の記者会見。吉本サイドからの圧を明かすような証言が飛び出し、一夜明けてもまだネットで大きな反響を呼んでいる。
6月に「FRIDAY」で詐欺グループの忘年会に参加していたと報じられた2人。会見によると問題発覚後に記者会見を開きたいと吉本側に伝えたところ、「会社としては静観です」と言われたという。
そこで田村が再度求めると、同社の岡本昭彦社長は「やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな」と反対。
さらに田村は会社主導の会見を求められたと告白。ネット視聴なども可能にしてほしいと要望したところ、「そんなんこっちで決める」「在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」と返答されたというのだ。
芸人たちの反応
会見内容は、同じ吉本興業に所属する芸人たちの間にも衝撃が走った。
松本人志(55)は会見後にTwitterを更新し《後輩芸人達は不安よな。松本 動きます》と投稿。同ツイートは1日たらずで35.5万件のリツイートと158万件の“いいね”を記録。
翌日には「ワイドナショー」(フジテレビ系)を生放送し、「吉本興業がこのままでは壊れてしまう」と訴えた。
田村の相方であるロンドンブーツ1号2号・田村淳(45)も同日、Twitterを更新。《正直者で真っ直ぐな亮が戻ってきて安心しました》と安堵していた。
6月25日には《実はギャラをもらってましたと…亮から聞かされました…ショックでした》と投稿し、「嘘をついて、このままで平気なのか!」と亮に詰め寄ったことを明かしていた。
また陣内智則(45)はTwitterで《謝罪会見 色んな感情で全て観ました。二人の偽りのない会見だと思う》《僕たちは笑いが大好きで大好きで お笑いの日本一だと信じた吉本興業に入ったんです》と投稿。NON STYLE・石田明(39)は《あかん、泣けてきた。ヘラヘラとお笑いさせてーな》とツイートした。
品川祐(47)は《俺たちは吉本興業という会社に憧れて入ったんじゃなくて、吉本の先輩芸人に憧れて入ってきたんだよなぁ》と明かし、ダイノジ・大谷ノブ彦(47)は《芸人につめたい 事務所になったら ダメやろ》と怒りを滲ませている。
会見の余波は、他の事務所の芸人たちのもとにも届いている。
北野武(72)は同日、「新・情報7days ニュースキャスター」(TBS系)に生出演。
「猿回しと同じで、芸人は猿と一緒。猿が人を噛んだからといって、猿に謝らせてもダメ。飼ってる奴が謝らないと」とコメント。さらに「食えないような事務所の契約がなんだ。家族がいて食えないようにしたのは誰なんだと。だったら雇うなよ。最低保証くらいしろよ」と吉本サイドを厳しく非難した。
三村マサカズ(52)は同日、Twitterで《やっぱり笑いはいいなぁ。幸せになれるよ。吉本の芸人たちも頑張ってほしい。。月が変われば流れも変わる》とエール。
爆笑問題の太田光(54)も21日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。「大変な衝撃が走った」「相当な覚悟を持って命がけだったと思う」と2人の勇姿を讃えた。
多くの反響を呼んだ今回の会見。宮迫のTwitterアカウントには、ファンからのこんな声が届いている。
《嘘をついた事は確かに悪い事だと思いますが。しかし、その後の会社とのやりとり、ご自身の思い…色々と辛かったですね。私は、宮迫さんも亮さんも、芸人さんの前に1人の人として普通に応援してます》
《人間誰にでもやり直すチャンスは必要だし戻って来るのを待っています》
[via:女性自身 2019/07/21]
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1758415/
松本人志が仲裁に動く
反社会的勢力への闇営業問題で20日に謝罪会見し、吉本興業からの圧力を暴露した「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)について、吉本が和解に向けた再交渉に乗り出すことが21日、分かった。
宮迫らが受け入れれば再契約するとみられる。22日に岡本昭彦社長(52)が都内で会見を行い、一連の騒動とともにパワハラ発言についても謝罪する意向。
「ダウンタウン」の松本人志(55)もこの日、フジテレビ系「ワイドナショー」を急きょ生放送に差し替え、仲裁に尽力する考えを示した。
あの東野が声震わし涙目に
この日、同じ吉本所属の東野幸治(51)と「ワイドナ―」に生出演した松本は、20日深夜に岡本社長に会ったことを明かし、「社長が会見しなければ絶対にだめだ」と説得したと明かした。
同社長もVTR出演し、会見を行うと話した上で、「きのう(20日)のような会見をタレントにさせてしまい、大変心苦しく思っている。この度は申し訳ございません」と謝罪した。
岡本社長カンペ丸読みの謝罪
22日の会見でも、宮迫と亮が「会見すれば全員クビにするぞ」と暴露した「圧力発言」についても謝罪するとみられる。
関係者によると、松本と岡本社長、大崎洋会長(65)との話し合いは2時間に及んだ。岡本社長はパワハラ発言を後悔しており、崩壊の危機にひんした吉本ブランドをどう回復するかで認識は一致。
吉本側が態度を軟化させ、宮迫側との交渉を再開させることで、両者が一転“和解”へと動き出すことになった。
吉本主導の“引退会見”を拒否して契約を解消された宮迫と解消寸前だった亮は、手作りの謝罪会見で会社への不信感を世間に訴えた。
松本は「僕の知らなかった事実があまりにも多すぎる」と驚きを告白。その上で「吉本興業が、このままでは壊れていくという危機感を持った」と、立ち上がった心情を説明した。
同社幹部によると、当初から岡本社長、大崎会長らは宮迫、亮ら所属タレントとの契約解消は想定していなかった。
早期の単独会見を認めなかったのは、反社会的勢力との関係の実態が解明できていなかったことに加え、会見後も週刊誌などで新たな疑惑が報じられることを懸念してのことだった。
しかし、宮迫側が代理人弁護士を立ててきたことで、直接コミュニケーションを取れる環境がなくなり、双方とも態度を硬化。同幹部は「最終局面では没交渉だった」と明かした。
岡本社長は長年松本のマネジャーを務めるなど関係が深く、宮迫にとっても「返しようのない、恩をいただいている」という恩人。
松本自身もまたこの日、大崎会長が「これ以上騒ぎが大きくなれば進退を考える」と話したことを明かし、「それは全力で止める。大崎さんがいなくなったら僕も辞める。アニキなんで」と断言。今回の事態の収拾に身を切る覚悟を見せた。
現在も両者の溝は深く、冷却期間は必要となりそうだが、松本はこの日、会社の組織変更なども示唆し、2人の受け入れも表明した。
「僕の希望は、岡本社長と宮迫が乳首相撲をやること。これで全て解決する」と、最後はギャグを飛ばして雪解けムードを演出した。
[via:スポーツ報知]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000080-sph-ent