お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんが1月31日にTwitterを更新。
全国で相次いだ連続強盗事件の指示役とされる“ルフィ”を名乗る男と接点があったと一部メディアで報じられたことを受け、「お騒がせしすぎてますので」と長文コメントを投稿した。
イカれ少年期だった
これまで2回の逮捕歴を明かしている兼近。
過去に逮捕された窃盗事件(不起訴)のメンバーとして、“ルフィ”も一緒に逮捕されていた――と一部メディアで報道されていた。
報道をきっかけに、過去の犯罪歴に注目が集まり、自身の半生を踏まえた自伝的小説『むき出し』で描かれた壮絶な「いじめ」の内容を非難・揶揄する声もSNSでもあがっていた。
「ルフィ」との接点については、「多少脚色されたデマもありながら、ほとんどがすでに公表している事実」とし、「当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません」とコメント。
その上で、自身を含む犯罪加害者への視線に対して、「理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください」と思いを吐露。
「それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります」「あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません」とつづった。
投稿は大きく拡散し、「今のかねちーを応援します」「頑張ってほしい」という声もある一方、「加害者が言うことじゃない」「反省してないんじゃない?綺麗事」などと非難する声も多くあがっている。
コメント全文
沢山の声が届いてますが、多少脚色されたデマもありながら、ほとんどが既に公表している事実で、当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません。
今、過去を知った人からしたら今日起きた事なんだと理解して日々過ごしています。
因みに今もアルファベッドすら出来ず、1桁の掛け算もままなりません。
普通なんて知らない人生を生きてきましたがそんな奴が小説を書きました。
1人の人間が犯罪に手を染めていく過程が描かれています。
理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください。
それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります!あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません。
皆、被害者の助けになるための活動は当然してると思いますが加害者を減らす事で被害者は減ります。
過去に干渉することはできないので、改めて今日から生きてる俺を知ってください!
そして皆様のその熱は、被害者を減らす方に使ってくれたら嬉しいです。
Twitterで質問に答える
コメントを読んだファンから寄せられたリプライにも多数答え、持論を語っている。
Q.兼近さんは何がキッカケで自分の考えを改めようと思えるようになったのですか?
A.漫画や本、エンタメに沢山触れていくうちに考え方や視野が広がり、自分に原因があることに気付く。少しずつ、自分の環境に違和感を感じていき、身近な人の助けで世界を変えました!
Q.兼近さんにとって(加害者を減らしていくもしくは)人助けってどーいうものだと思いますか…?
A.知ること!そして寄り添う! 階層にハシゴをかけることだとおもっています!出来る限り登りやすいように!!
Q.兼近さんの本の内容に触れられ、いじめで人を死に追いやった過去ありといわれていますね。「むきだし」は自伝ではなく「小説」だと思うのですが…解釈は私たちに任せられているのでしょうか。
A.あの部分は主人公石山の妄想の中。 小学校であったいじめらしきものを誇張して反省して全部自分で背負ったふりをして許されようとするシーンです!
Q.かねちさんが今までの人生でいじめをしたことがあるのかを知りたいです。
A.実体験に聞いた話や学んだことを織り交ぜてますーーー!!
何をいじめとするかですが、したことも、されたことも、守った事も、見て見ぬ振りした事も全部あります!!!
Q.兼近さんは、なぜ更生することができたのだと思いますか。
A.何を更生とするのかわかりませんが、死ぬまで更生はできないんじゃないか? 死ぬ時に自分を許せたらいいなぁって感じ!
Q.人はやり直す事が本当に出来ると思いますか?そのチャンスはあると思いますか?
A.やり直すって違うと思うんですよねぇ……。やってきた事でその経験を活かして誰かに伝えたり、そうなる前に救ったりが出来ると思うので、受け入れる!ってことができたら歩き出せるのでは!?
[via:BuzzFeed Japan]
https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/kanechika-0131
活動自粛は否定
兼近さんはこの投稿について、フォロワーらから届いたリプライにも応じている。
その中では、「ルフィが今後更生することは可能と思いますか?」という質問にも返答。「低いと思います!更生して欲しいと思ってますかね?戻ってきても社会的孤立確定です」とし、
「そんな人を生み出さないように取り残さないように恵まれない家庭支援や教育的な支援、最後に更生の支援の順番でやっています!地域格差や貧困格差にも目を向けています!でも放っておくのも違いますよね、、」
と複雑な心境をつづっていた。
また、「ルフィ」と呼ばれる男との過去の接点を引き合いに、「活動は控えられるべきでは?」との指摘がリプライで送られると、
「絶対に控えません!疲れたら辞めますし、いつか死にます!
けど、それまで残せる事も誰かを救う事もできます!
やらかした過去を言い訳にして何もせず死ねますか?
本気でそう思ってくれるなら俺に絡む時間、被害者を救う時間にして欲しい!
沢山の機関があります!
一緒に活動をより活発にしましょう!」
と返していた。
[via:J-CAST]
https://www.j-cast.com/2023/01/31455105.html
兼近「家庭はもてません」
特に多くコメントが集まったのは、「兼近さんが家庭を持ったらどんなことをしたいか」という質問だった。
兼近から寄せられたのは、
《家庭はもてません。それは世の中が許しません! 本名で続けていますので!》
とバッサリした返信だったが、
「他の更生を目指す人たちにとっても励みになるから、家庭は持ってほしい」
「世の中がどうこうではなく、自分の人生を生きてほしいと思ってしまう。頑張って更生していこうという姿が見えているから」
といったリプライが多く寄せられている。
しかし兼近の決意は堅いようで、
《子供に辛い思いをさせない自信ができたら考えますね!》
と一言。今の状況を鑑みると、兼近にとってあまりに現実離れしている要望だったようだ。
ただあまりの反響だったこともあってか、時々は言葉が乱れる場面も。
ユーザーから寄せられた「過去に未成年の女の子堕胎させたと聞いたが、どこまでが真実なのか」という質問には、
《俺はあなたのそれを全てしてません!!! が他の悪さはしてます!》
《そしてそんな被害に合ってる人もいるので、本当に助けになってあげてください。知ったのですから見て見ぬふりしないでくださいね。いますから》
と、少し文章が乱れた回答。忙しさと精神的な疲れが関係しているのかもしれないが、心配になる一幕だった。
[via:週刊女性]
https://www.jprime.jp/articles/-/26720
キワドい質問も
お騒がせしすぎてますので、コメントくれたら質問に答えていきます!!
文字打つのだるくなったら、もうYouTubeかなんかで生放送します!質問ありますか?? pic.twitter.com/DNwQOOce3a
— EXIT 兼近 (@kanechi_monster) January 30, 2023
ネットの反応
・うわ、本格的にやべえやつじゃん
・開き直りかな?
・駄目だろこれ 全く反省してないじゃん
・漂ってくるのは「やっぱり、な…」感やで
・イカレ少年期じゃないのよ 犯罪者なのよ
・言い分に理解は出来るけど支持は出来ないのが本音かなぁ
・エースコックCM動画削除したな
・コメンテーターの仕事はなくなるね
・容疑者とは今は関係ないと断言すればいいのに
>反社が金づるを見逃すと思うか?
・まだ「渡辺とは決別した」って言えないのはバレたら今でも刑務所入りになるような案件があるんだと思う
・自動翻訳みたいなメチャクチャな文章よな
・すげえ頭悪そう
>本人公認
・関係者がきちんと読み直してからツイートした方がいい
・ひたすら論点逸らしていくスタイル
・過去の過ちは正せないけども余りにも酷い犯罪なんだよな
・若き日の過ちでいつまでも叩いてる奴らのが遥かに気持悪い
>20歳余裕で超えてからの犯罪だし
・後ろ暗い過去があっても、才能があり魅力的な人なら、使う側は起用したいと思うのかもしれないが、この人に対してそこまでのものを感じないというのがまず正直なところ。
・兼近にしかできないことを身を削ってやっているようには見えないから叩かれるのでは?