「放送事故」「収録テープ紛失」大失態2連発
TBSがゴールデンタイムに大失態、まさかの放送事故を繰り返した。
TBSの社屋
“第1の現場”となったのは23日夜9時の歌番組「火曜曲!」。番組中盤のCM明けに突然、白黒の静止画が1分以上流れた。その後も画面が止まったり、AKB48の出演シーンが繰り返されたり。「しばらくお待ちください」の画面で軌道修正を図ったが、番組は最後まで放送できなかった。
2つめはドラマでの大チョンボ。今週日曜(21日)に放送されたSMAP香取慎吾(35)主演のドラマ「MONSTERS」(夜9時~)の収録テープを紛失、必要なシーンを撮り直している。
また、自社所有のビルで行った地産地消普及イベントで農水省からの補助金約2990万円を過大受給していたことも発覚している。
ありえない不始末が続くTBS。関係者は「起こるべくして起きた」とこう続ける。
「今年4月に『開局以来の大人事異動』と業界で話題になった組織改革をやりましたが、人事に手をつけるのは初めてではありません。編成局長が頻繁に交代し、畑違いの管理部門から後釜が来るなんてこともあった。社歴はあっても経験のないリーダーが続出し、不安定な体制が常態化しています」
ビートたけし(65)も同局の新番組「日曜ゴールデンで何やってんだテレビ」で、「TBSは人がコロコロ代わる。(知っているだけでも)局長が4、5人代わっちゃった」とネタにしていた。それぐらいグチャグチャなのだ。
「現場はズタズタなのに上層部は『とにかく視聴率を上げろ』と繰り返すだけ。こうなると最悪です。企画なんて二の次三の次で、数字を持っているとされるタレントを起用したお手軽な番組を作るようになる。これじゃあ、ヒットは生まれません」(制作スタッフ)
要するに他人任せ。たけしの新番組も石橋貴明(51)との初共演というだけで決まったのだろう。
TBSの局関係者が内情を明かす。
「経営陣と現場の心がかけ離れている。特にここ5、6年がひどい。上層部は、番組制作に対し方向性を決めないでやらせて、現場がやったことや結果にあとから文句を言う。失敗したら上が責任を取るべきところも現場に取らせる。だからムードが悪くなるばかりで一丸になれないんです」
別の局関係者からもいい話が聞こえてこない。
「心ある実力派のテレビマンを経営陣が引き揚げられず、血管が詰まっている。僕もTBSを愛していたけど今は誇りが持てなくてつらい」
出入りする芸能プロダクション幹部も浮かない顔だ。
来月中旬発表の中間決算もどうなることやら。営業利益予想は132億円から147億円に上方修正しているが、モルガン・スタンレーMUFG証券によると、在京キー5局のスポット収入は減少しているという。頼みの不動産も、都区部のオフィス空室率は高止まりが続いている状況では厳しい。
負の連鎖から抜け出せる日はあるのか。
[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/geino/139323
昔はいつも、しばらくお待ちくださいって、出てたけどなぁ!
停電だってしょっちゅうなってたし!
昔ドラマおもろかったけどなー
白黒の静止画や画面が止まったり、軽くホラーだね