わずか90分前後のために5万円。これを安いと思える人は極めて稀ではないだろうか。しかし、5万円前後はかかる高級デリヘル、その蜜の味を知ってしまった男たちにとっては、それは決して高い買い物ではないようだ。常連客の思いはどこまでも熱い。
「もともと風俗にはあまりいい思い出はなかったのですが、4年ほど前にたまたま友人の紹介で試してみた90分5万円~の高級デリヘルにどっぷりハマってしまいました」と語るのは、都内の保険会社に勤務する前田浩一さん(仮名・37歳)。
「僕が通っているお店は基本的に本番もアリで、学生やOLが中心。いかにも風俗嬢といった雰囲気のプロっぽいコは好きではないので、いつもフリーでできるだけ業界歴が短い女のコをお願いしています。普通に素人とHをしている気分が味わえるのでプレーはぎこちなければ、ぎこちないほうがいい(笑)。体験入店のコなんて最高ですね。一番使った月は、一月で60万円ほどでした。最近はお店の方も僕を信頼してくれているみたいで、新しいコが入ると『いいコが入りましたので、最初のお客さんになりませんか?』って連絡が入るようになりました」
上客になったことで、さらにいい思いができてしまう。前田さんの高級デリヘル通いが落ち着く気配はない。
商社マンの吉川雄太さん(仮名・34歳)は、高級デリヘルの魅力を次のように熱弁する。
「初めて行ったときは本当に感動しました。いつもAVで見ていた女優さんが目の前に現れたんですから! もうその日は夢見心地でプレイをしました。それ以来、AV女優が在籍するお店をいろいろ探して通っています。いつも予約入れたあとはまずAVを見て、イメージトレーニングをして楽しむ。もちろん実際にプレイするのは最高に気持ちいいですし、さらにその日以降もその感触を思い出しながらAVを見て、抜く。1回で3度も楽しめます(笑)」
期待や記憶を有効活用することで、5万円を超える高価格であっても抜きの単価で考えれば、お手頃価格だといえそうだ。
絶賛の声が多く聞こえる一方、残念な結果に終わった例もある。
「『女のコの質はアイドルやモデルにも全然負けていない。普通に恋愛している範囲では絶対に抱けないレベルのコと楽しい時間を過ごせるわけですから、まったく高いとは思いませんね』って(前出の)前田さんが強調しているのを聞いたのですごく期待していったのですが……」と肩を落とすのは、本誌記者A。
「ハマっている人の話を取材先で聞いて、いてもたってもいられなくて電話をしました。受付の対応も丁寧でさすが高級店は違うなってテンションが上がっていたのですが、来た女のコはひとことで言うと『普通』でした。確かにかわいいのですが、特に驚くような感じではなかった。プレイも淡々としていて、これが一般的な価格の店なら合格点だと思うのですが、期待が高かった分、満足はできませんでした。唯一、『さすが』って思ったのは、有名野球選手の家に行ったことがあるエピソードの実名を決して明かさなかったことですね……」
高級デリヘル、その重い扉を開いたことのある者にしか決してわからない世界が確かにあるようだ。
[日刊SPA]
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60分1,5万円のソープなら3回できるのに。風俗に金かけるなよ…
いや、風俗なんか使うなよ