OTHER

HEADLINE

ヤリすぎは体に良くないの?

ヤリすぎは体に良くないの?



体や健康に関する様々な迷信を解き明かしてきた当連載。

今回は男子の永遠の疑問にメスを入れよう。

ずばり、射精しすぎると赤玉が出るというのは事実なのか!?

いや、中学生じゃあるまいし、赤玉が冗談の産物なのは誰しも薄々わかっているだろう。

それでも、射精のしすぎが健康面に与える影響についてはぜひとも確認しておきたいところ。

医療ジャーナリストにして医学博士の森田豊先生に聞いてみよう。

「射精のしすぎが体に大きな害を与えることはありません。ただし、肉体的にも精神的にも疲労するのは事実ですし、注意力・集中力が散漫になるなどの影響はありますから、たとえば何度も何度も射精したあとにすぐ車を運転したりするのはお勧めできません」

ちなみに筆者の知人にも、「一晩に8回」という記録を打ち立て、意気揚々と引き上げるべく車に乗り込んだ帰路、案の定、事故を起こした人がいる。

射精のしすぎが疲労感だけでなく強い眠気を引き起こすことは、男子ならよくご存じだろう。

「そういった影響を抜きにすれば、射精のしすぎで尿道から血が出るとか、将来EDになるとか、前立腺肥大症になるといった、まことしやかな噂を証明する医学的根拠は現時点ではありません」

ついでにもうひとつ、都市伝説を解決しておこう。

1回の射精は100m全力ダッシュと同じカロリーを消費する、なんて聞いたことがある。
これは?

「それもまったくの迷信ですね(笑)。どの程度のエネルギーを消費するかは、射精の仕方や体質によって異なりますから、一概にいえません。状況によっては、消費エネルギーが10キロカロリーに満たないことだってあるでしょう」

なお、一度射精したあとに精液が再び充てんされるのには、一般的に2~3日かかるとされている。

さらに、1回の射精で放出される精子が1億~4億(個人差あり)であるのに対し、1日に作られる精子の数はせいぜい1億程度。

つまり、あまりムキになって短時間に何度も射精すると、1回の精液に含まれる精子の数は減ることになる。

将来、家族計画を立てるうえで参考にしてほしい。

関連商品

関連キーワード

コメントする

関連記事

このカテゴリの最新記事