7日、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)と実行委員会は、「グラウンドでの親睦的態度禁止の徹底」について、12球団監督、コーチ、選手、審判に対し文書で通達を出した。
巨人・原辰徳監督(52)、わかっていますよね?
野球規則3・09で明記されている「グラウンドでの親睦的態度禁止」の徹底に関しては、すでに1日、12球団代表で構成される実行委員会で確認されている。
今回はそれを受け、現場のユニホーム組、取り締まる審判員に対し徹底するために文書で通達したのだ。
〈野球規則3・09取り扱い具体例〉として、(1)「開門して観客が座席に座った後は、相手チーム選手との私語談笑を禁止する」(2)「出塁した際の塁上など、試合中のグラウンド上での私語談笑を禁止する」があげられている。
典型的な卑近なケースがある。5日の日本ハム対巨人のオープン戦(札幌ドーム)の試合前だ。日本ハム・斎藤佑樹が巨人・原監督に挨拶。原監督から肩をポンポン叩かれ、「野球界を盛り上げよう」と声をかけられている。「優しくて、いい人そうでした」と斎藤も原監督の印象を語っている。
が、この原監督と斎藤のご対面こそが厳禁の典型的なケースで「喝!」だ。新人の挨拶の他に多いのは、高校、大学の先輩に対し、相手チームの後輩が挨拶に出向く場合だ。
問題になるのは、ホームチームの練習が終わるころには、ビジターチームの選手がグラウンドに出てきて、ウオームアップを開始する。その際に挨拶、談笑が行われている。ちょうどファンが入場する開門時間とも重なることだ。
「プロ野球は、多くの注目の中で、ペナントレースを戦っています。更なる、絶大なファンの支持を得るためにも、あらぬ疑惑を招くようなことがあってはなりません。監督、コーチ、選手はもちろん、審判員も野球規則3・09、野球規則細則・審判員の取るべき措置を徹底するように通達します」
今回の通達ではこう強調しているが、具体的な罰則があるわけではない。監督、コーチ、選手がよほどしっかりと自覚しないと、審判がどこまで厳しく注意できるかどうか、現実的には危ぶまれる。
日本代表監督を務めた原監督の元には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2回大会で日本代表選手に招集された他球団の選手たちもグラウンド上で挨拶に来る。
昨年まではそれが恒例になっていた。今年からはそれも厳禁だ。大丈夫ですか? 原監督。
[ZAKZAK]
談笑くらい別にいいと思います
八百長は現場で起きてるんじゃない。
プライベートで起きてるんだ!