昨年11月に暴行事件に巻き込まれ、無期限謹慎処分を受けていた歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が2日、東京・新橋演舞場で開幕した「七月大歌舞伎」(26日まで)で舞台復帰した。
約9か月ぶりの出演ながら、謹慎前と変わらぬ雄姿に、満席の観客からは大きな拍手が。
客席には、海老蔵が出演している映画「一命」(10月公開)のメガホンを執った三池崇史監督(50)も姿を見せ、主演俳優の”晴れ舞台”を見守った。
海老蔵はこの日午前9時25分、自家用車で都内の自宅を出た。早朝から自宅前には、20人超の報道陣が集まった。
出発の際、一斉に車に群がり、ごった返したが、両耳にイヤホンをした海老蔵は終始無言を貫いた。
この日は、サングラスにスーツ、上半身にはネクタイとベストを着用したフォーマルなスタイル。再スタートに向けて、盤石と思われたが、”落とし穴”が待っていた。
市川海老蔵
雑音を完全にシャットアウトし、本番へのモチベーションを高めるためか、「両耳にイヤホンをして」運転する行為が、東京都で定めた条例「東京都道路交通規則」の第8条第5号に抵触する可能性もあるからだ。
この行為によって運転に支障が出る場合、道路交通法の安全運転義務違反に該当するという。
海老蔵は出発して、約1時間20分後の午前10時45分に楽屋入りした。
◆罰金、懲役も…
東京都道路交通規則「第8条第5号」には「高音でカーラジオなどを聞き、またはイヤホンなどを使用してラジオを聞くなど、安全な運転に必要な交通に関する音または声が聞こえないような状態で車両などを運転しないこと」とある。
違犯した場合、安全運転義務違反となり、違反点数2点。3か月以内の懲役または5万円以下の罰金、反則金(普通車9000円)を科せられる。
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もう海老蔵はいいよ…